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写真で見る スバル「BRZ」(2代目/プロトタイプ)
2021年4月5日 13:00
スバル「BRZ」はFRレイアウトを持つ2ドアスポーツカー。2012年に発売された初代モデルと同じくトヨタとの共同開発を推進。「誰もが愉しめる究極のピュアスポーツカー」を目指した。今回、紹介するのはプロトタイプモデルで、現時点では詳細な情報は未公開。市販モデルの登場は2021年夏に予定されている。
2代目となる新型で大きく変わったのはエンジン。初代モデルが2.0リッターの「FA20」型ユニットを搭載していたのに対し、2代目では排気量を2.4リッターへとアップした「FA24」型ユニットにチェンジ。最高出力173kW(235PS)/7000rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/3700rpmと、最大トルクは15%もの向上を果たしている。
ボディは4265×1775×1310mm(全長×全幅×全高)と、初代とほぼ同じサイズ感に設定。その上で、「SGP(スバルグローバルプラットフォーム)」のノウハウを取り入れるとともに、インナーフレーム構造や構造接着剤の採用などによりボディ剛性をアップ。初代モデルと比べると、フロント横曲げ剛性約60%、ねじり剛性約50%アップと、大幅に引き上げられた。加えて、アルミ製のルーフやフード、フロントフェンダーなどボディまわり材料の見直しによる低重心化が図られており、優れたコントロール性能と応答性能を実現している。シャシーをはじめエンジンやパワーステアリングといった部分に専用の味付けを加えることで、同じボディを持つ「GR 86」とは異なる個性を持たせた。
トランスミッションは6速MTのほかに6速ATも設定。6速AT車にはスバル独自の運転支援システム「アイサイト」を標準装備。プリクラッシュブレーキや全車速追従クルーズコントロール、後退時ブレーキアシスト、後側方警戒支援システムといった先進安全装備により、走りの楽しさだけではなく安心で快適な移動も楽しめる。