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マルキン自転車90年の歴史を象徴する「ニューマルキン号」100台限定発売

2021年4月30日 発売

8万8000円

ニューマルキン号

 総合自転車メーカーのホダカは、シティサイクルブランド「マルキン自転車」90年目の歴史を象徴する実用自転車「ニューマルキン号」を100台限定で4月30日より発売した。価格は8万8000円。

「マルキン自転車ホイのホイのホイ」のCMソングで知られるマルキン自転車は、1932年に誕生し90年の歴史を持つブランド。ニューマルキン号は、昭和の熱気や活気があふれる1950年~1960年代に使われていた実用車を再現、大きなリアキャリアやデザイン性の高い装飾を特長としている。

 タイヤサイズは、26インチの実用自転車となり、スポーク、リム、ドロヨケステー、ハンドルバーにステンレス部品を採用。レトロと現代の融合をコンセプトとして、当時の実用車が持つ昭和の古き良き時代の面影を残しつつ、現代自転車の技術をふんだんに取り入れ、暗い時に自動点灯する「LEDオートライト」やキーキー音が鳴らない「ローラーブレーキ」、すり減りに強い「耐摩耗タイヤ」などを盛り込むことで使い勝手のよい自転車に仕上げた。

旧型のロゴマークを施したデザイン
鉄製の平板を使用した骨太でワイドなリアキャリア
乗る人にやさしい大きな座面のクッションサドル
マルキン自転車の歴史を象徴する装飾
ムダを省いた流線型のハンドル
すり減りに強い耐摩耗タイヤと1.2mm肉厚チューブ
暗い時に自動点灯する高寿命なLEDセンターオートライト
停止中も残光機能で後方に存在をアピールできるLEDリフレクター
頑丈で盗難防止に効果的なアルミダイカスト後輪錠

 ニューマルキン号の発売について、同社では「マルキン自転車は、高い品質と信頼性を維持し、乗ったときに喜びや楽しさを感じていただけるようなものづくりを心がけてきました。令和という新しい時代に、その長きにわたるマルキン自転車の伝統そのものをカタチにし、これまでの歴史をつくった人々の思いを繋げ、次世代に向けて創造する挑戦を続けてまいります」とコメントしている。

 なお、マルキン自転車の公式YouTubeチャンネルでは、「マルキン自転車ホイのホイのホイ♪」のフレーズでおなじみ、作曲家の三木鶏郎さんが1957年に作曲し、楠トシエさんが歌っている「マルキン自転車の歌」にあわせて、ニューマルキン号の製品情報を公開している。

マルキン自転車90年の歴史を象徴する自転車「ニューマルキン号」

マルキン自転車の歴史

 マルキン自転車は「丸金自転車工業株式会社」が製造・販売していたブランド。1932年の創業当時から品質面や技術面に情熱を注いで開発されたマルキン自転車は、堅牢な作りが人気を博し、「働く自転車」として日本の高度経済成長期を支えたが、1972年に池袋にあった本社工場が全焼し、1977年に廃業。その後、ホダカ(当時の会社名は「ホダカ物産株式会社」)がマルキン自転車ブランドの歴史と伝統を継承し、焼失した自転車事業を再生した。