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ランボルギーニ、電動化へのロードマップ公開 2024年末までに全ラインアップを電動化、BEVの開発予告も

2021年5月18日(現地時間) 発表

ランボルギーニが電動化へのロードマップ「Direzione Cor Tauri」を発表

 伊ランボルギーニは5月18日(現地時間)、同社の電動化へのロードマップ「Direzione Cor Tauri」(コル・タウリに向かって)を発表した。

“牡牛座でもっとも明るい恒星”の意味を示すコル・タウリの名称が与えられた「Direzione Cor Tauri」は、将来のランボルギーニ・モデルおよびサンタアガタ・ボロネーゼの拠点の脱炭素化を目指すロードマップ。ランボルギーニらしく、プロダクトの電動化プロセス全体を通してこれまでの伝統を守り、最高のパフォーマンスとドライビング・ダイナミクスを保証するテクノロジーとソリューションを変わらず重視していく決意が示された。

将来のランボルギーニ・モデルおよびサンタアガタ・ボロネーゼの拠点の脱炭素化を目指すロードマップを発表

「Direzione Cor Tauri」は2021年~2020年代後半の期間を3つのフェーズに分ける。

 フェーズ1では内燃機関の記念モデルを発表する。同社によると、この15年間でランボルギーニの売り上げは7倍に増加しており、最高のスーパースポーツカー・メーカーとしての地位を確立した。スポーツカー「ウラカン」「アヴェンタドール」をはじめ、近年では今日の成功の礎となったスーパーSUV「ウルス」、V12エンジン+48V eモーターハイブリッドを搭載するランボルギーニ初のハイブリッドカー「シアン」などをリリースしているが、こうしたランボルギーニ・ブランドの栄光の歴史と現在と過去の象徴的なプロダクトに敬意を表し、V12エンジンを搭載する新たな2台を2021年に発表することが明らかにされた。

 2024年末までのフェーズ2では2023年にハイブリッド市販車を発表し、2024年末には全ラインアップが電動化される見通しが示されるとともに、電動化による重量増を軽減するためには軽量カーボンファイバーの採用が必須としており、こうした素材を多用していくことが予想される。このフェーズにおける目標は、2025年初頭までにハイブリッドモデルのCO2排出量を50%削減することとしている。また、同社は今後4年間で15億ユーロを上まわる投資をハイブリッドに行なうとしており、「これは、自動車業界全体に影響する根本的な変革の時代に、大胆なイノベーションで具体的に応える当社の強い使命感を象徴しています」と説明している。

 そしてフェーズ3としては、将来の4番目のモデルを念頭に置いたブランド初のBEV(バッテリー式電気自動車)を2020年代後半に開発する予定であることがアナウンスされた。完全電動化モデルでも最優先事項は「最高なパフォーマンスを保証し、その分野で最高なプロダクトを創り出すこと」としている。

「Direzione Cor Tauri」

 今回の発表について、ランボルギーニ President and CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は「ランボルギーニの電動化計画はまったく新しい道ですが、急激に変化する世界では避けられません。具体的なプロジェクトを通して環境負荷を削減するために貢献したいと考えています。そのために、当社のプロダクトとサンタアガタ・ボロネーゼの拠点の両方に及ぶ全方位的なアプローチで、ランボルギーニのDNAに忠実に、持続可能な未来を目指します。ランボルギーニはこれまでずっと最高のテクノロジーでエンジンを製造し、卓越したパフォーマンスを誇ってきました。これからのイノベーションにおいても、これは変わらず最優先です。ランボルギーニ史上最大の投資に支えられたこの未来への約束は、当社のお客さまだけでなく、ランボルギーニ・ファンや従業員とその家族、そしてランボルギーニ生誕の地、エミリアロマーニャ州とMade in italy excellenceに敬意を表するものです」と述べている。

「Direzione Cor Tauri」についてのプレゼンテーション資料