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佐藤琢磨、インディ500プラクティス最終日に参加 15番手スタートに「厳しいレースになりそうです」

2021年5月23日(現地時間) 発表

 2021年NTTインディカー・シリーズ第6戦「第105回インディ500」に参戦する佐藤琢磨選手は5月23日(現地時間)、プラクティス最終日に参加した。

 佐藤選手は、5月22日の公式予選1日目で15番グリッドからの決勝スタートが確定。5月23日は、トップ9を決める予選が行なわれたが佐藤選手は出場せず、33台が出走するプラクティスに参加。参戦マシンとなるレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.30「パナソニック/ピープルレディ ダラーラ・ホンダ」で計72ラップを走行した。

 15番グリッドからの決勝スタートに、佐藤選手は「残念ながら、僕たちのパフォーマンスは十分に速いとはいえませんでした。15番グリッドは、決してわるいポジションではありませんが、素晴らしいものともいえません。昨年はフロントロウからスタートしたので、残念な1日でした。僕たちは2回目の走行を望んでいましたが、それはまだ日が高い時間帯で気温も高かったので、3回目の走行に挑むことにしましたが、僕たちが並んだレーン2よりもルール上はレーン1が優先されるため、結果的に出走できず、フラストレーションが募りました。ただし、僕たちには強力なレースカーがあるので、今後はレースカーの煮詰めに全力を尽くすつもりです。まだ23日とカーブデイに走行できる機会があります。ここから追い上げなければいけません。厳しいレースになりそうです」とコメント。

 5月23日のプラクティス6日日を終えて、佐藤選手は「カーブデイ直前の、最後となる今日のプラクティスではたくさんのグループランを行ないました。今日はいままででいちばん暑かったのでダウンフォースを増やしましたが、結果的にいい1日となりました。僕たちはたくさんのことをチェックしたので、とても建設的だったと思います。もう1度データを見直し、すべてをまとめ上げたうえでカーブデイでチェックできるので、いい流れです。少なくとも今日は前向きでいい1日でした」とコメントしている。

 今後、5月28日にカーブデイを実施したのち、5月30日に第105回となるインディ500が開催される。