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カウンタック誕生50周年、次世代モデルに引き継がれるランボルギーニのデザインDNAを解説
2021年5月31日 17:42
- 2021年5月27日(現地時間) 発表
イタリアのランボルギーニは5月27日(現地時間)、2021年に50周年を迎えた伝説的モデル「カウンタック(Countach)」について、カウンタックから現代の「アヴェンタドール」「ウラカン」「シアン」「ウルス」にも引き継がれるランボルギーニのデザインDNAを解説するプレスリリースを公開した。
1970年代に、時代に先駆けた近未来的なスタイルで世に登場したカウンタックが持つ極めて現代的なラインは、ランボルギーニの全後継モデルのデザインを決定づけた。
カウンタックが誕生した1970年代当時は、世界中のデザイナーやクリエイターにインスピレーションを与えるような大きな社会の変化があり、爆発的な創造性の時代であったという。
1970年代は社会的に重要な意味を持つ事項が成し遂げられた時代で、米ソの宇宙開発競争。現代的なコンピュータの開発と共に登場したハイテク。幾何学的な模様のファッショントレンド。派手な装飾と色彩。個人主義とジェット機の時代の到来。
これらすべての要素が、カウンタックのデザイナー、マルチェロ・ガンディーニ(Marcello Gandini)氏のスタイルの選択に影響を与えたという。
この名車カウンタックのスタイルについてアウトモビリ・ランボルギーニのHead of Designであるミィティア・ボルケルト(Mitja Borkert)氏は、「世の中には廃れることのない芸術品というものがあり、カウンタックのフォルムはその1つだと思います」と語り、次のように続けた。
ボルケルト氏は「そのデザインは完璧なプロポーションで構成され、本質のみに的を絞った極めて純粋なアプローチを特徴としています。際立っているのは、フロントとリアをつなぐ1本のラインです。スタイルの観点からみると、これは、完璧なインスピレーションを与えてくれます。他の部分が変更されても、そのラインが過去と現在とをつなぎ、ビジュアルに連続性を保つ要素として働きます。それはランボルギーニのすべてのデザインを貫くDNAの縮図であり、原点から今日までのスタイル表現の伝統を形づくっています」と、長年変わることのなかったこれらの形状と、独特で個性的なサイドウィンドの輪郭が、ランボルギーニを一目で分かるものとしていると解説した。
プレスリリースの締めくくりには、カウンタックはフェルッチオ・ランボルギーニ(Ferruccio Lamborghini)氏のビジョンの賜物であると、ランボルギーニ氏が当初から信念を注いだこの革新的なプロジェクトは、今もランボルギーニの次世代モデルのスタイルに影響を与えていると、次世代モデルの存在を予告している。