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ポルシェ、新型「911 GT3」に固定式リアウイング非装着の「ツーリングパッケージ」
2021年6月16日 15:08
- 2021年6月16日 予約受注開始
- 2296万円
ポルシェジャパンは6月16日、新型「911 GT3ツーリングパッケージ」の予約受注を開始した。同モデルは6速MTが標準装備されるが、追加料金なしで7速PDKを選択することもでき、価格は2296万円。ステアリング位置は左右から選択可能。
ツーリングパッケージという名称は1973年モデルの911カレラRSに用意された仕様に遡り、2017年に再びこのアイデアを復活させて先代の911 GT3にツーリングパッケージを提供している。
このモデルは控えめな表現を好むユーザーに向けて用意されるモデルで、外観上で911 GT3ともっとも大きな違いは「スワンネックリアウイング」と呼ばれる固定式リアウイングが非装着になること。その代わりに自動展開するリアスポイラーが装着され、高速走行時に必要なダウンフォースを確保する。
高回転エンジンは“GT3 touring”ロゴが入ったユニークなデザインのリアリッドグリルの下に配置され、サイドウィンドウとスポーツエグゾーストシステム テールパイプのトリムストリップはシルバーカラーを採用。オプションのエクステリアツーリングパッケージを選ぶとこれらのエレメントはサテングロスブラックで仕上げられ、この場合はヘッドライトモジュールがダークティンテッド仕上げになる。
室内ではステアリングホイールリム、ギヤ/セレクターレバー、センターコンソールカバー、ドアパネルアームレスト、ドアハンドルがブラックレザーで覆われ、シートセンターパネルはブラックファブリック仕上げ。ルーフライナーもブラックを採用する。
なお、911 GT3ツーリングパッケージでは自社のスイス時計工場で製造される特別なクロノグラフも用意。車両のホイールデザインを想起させる、フライバック機能を備えたムーブメントを搭載したローターを採用しており、車両のコンフィギュレーションに応じて6つの異なるバージョンが用意されるという。ベゼルのカラーはアゲートグレーメタリックで、マットブラック仕上げの文字盤、レブカウンターのカラーと共通の蛍光イエローのクロノグラフ針を採用する。
