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ケンウッド、三井住友海上の自動車保険に新開発の通信型ドライブレコーダーを供給

2021年6月24日 発表

通信型ドライブレコーダーのイメージ

2022年1月始期契約から販売を開始する「見守るクルマの保険(プレミアム ドラレコ型)」

 JVCケンウッドは6月24日、MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険が2022年1月始期契約から販売を開始する自動車保険「見守るクルマの保険(プレミアム ドラレコ型)」に、同社製通信型ドライブレコーダーを供給すると発表した。

 これまでJVCケンウッドは、三井住友海上が2019年1月以降始期契約から販売を開始した“DX Valueシリーズ”の第1弾商品となる「見守るクルマの保険(ドラレコ型)」に、高画質な録画機能やLTE回線を用いた通信機能などを搭載する通信型ドライブレコーダーを供給してきた。

 今回、三井住友海上が「見守るクルマの保険(ドラレコ型)」の機能・サービスを大幅に向上させた「見守るクルマの保険(プレミアム ドラレコ型)」を販売開始するにあたり、「360度撮影」「駐車監視機能」「ドライブレコーダー本体の車外利用」といった新開発の機能を追加し、よりいっそうの付加価値の提供を目指して、新たな通信型ドライブレコーダーを供給する。

 昨今、自動車ユーザーの安心・安全への意識の高まりや、ドライブレコーダーによる録画映像がテレビ報道などで放映されるケースが増加していることで、ドライブレコーダーの普及は急速に進んでいるという。このような中でJVCケンウッドは、長年培ってきた映像・光学技術と車載技術の融合により、ドライブレコーダーには欠かせない高機能・高信頼性・高画質録画を実現し、国内市販市場において業界トップクラスのシェアを獲得。また、OEM市場においても市販市場での高評価や高い商品力を生かして、多くの大手日系自動車メーカーに採用されているとのこと。

 5月に策定した新たな中期経営計画「VISION2023」では、三井住友海上との協業に代表される「通信型ドライブレコーダーを活用したテレマティクスサービス事業」を当社の今後の成長を支える次世代新規事業の1つに位置付けており、将来的には「IoTプラットフォーム事業」としてデータサービスビジネスへと事業領域の拡張を推進していく。今後もJVCケンウッドは、より安心・安全なモビリティライフに寄与するソリューションサービスの提供を図るとともに、SDGs達成に向けて交通事故の削減、渋滞の緩和、環境負荷の低減等の社会的課題を解決する企業への変革を目指していく。

 新開発の機能は下記の通り。

360度撮影
 本体を2カメラ一体型とすることで、自動車保険業界向けのドライブレコーダーとして初となる360度撮影に対応。車両の側方・後方も撮影できるだけでなく、インカメラでわき見運転などを検知し、アラート機能でドライバーの安全運転も支援する。

駐車監視機能
 自動車保険業界向けのドライブレコーダーとして最長クラスの長時間の駐車監視機能を搭載しており、駐車中に当て逃げや盗難などの衝撃を検知した場合に映像を記録。長時間にわたって駐車中の愛車を守りたいというニーズに応えていく。

いつでも通報可能
 ドライブレコーダー本体の緊急通報ボタンを押すことで、いつでも三井住友海上のオペレータと通話が可能。軽微な事故、故障、あおり運転といった危険運転遭遇時にも連絡できる。

ドライブレコーダー本体の車外利用
 自動車保険業界向けのドライブレコーダー初となる、ドライブレコーダー本体の車外利用を実現。ドライブレコーダー本体を取り外して車外での利用を可能とし、事故など有事の際に安全な場所からコールセンターと通話できるようにした。