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国際自動車、JVCケンウッドの低濃度オゾン発生器を都内で走るタクシー全車に搭載

2021年7月8日 発表

低濃度オゾン発生器「CAX-DS01」

 JVCケンウッドは7月8日、ケンウッドブランドより市場展開している低濃度オゾン発生器「CAX-DS01」について、タクシー事業やハイヤー事業などを展開する国際自動車(kmグループ)の「ニューノーマル(新常態)タクシー」の搭載設備として採用されたと発表した。

 ニューノーマルタクシーは、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のために空気清浄機や車内飛沫感染防止仕切り板、抗菌加工などを装備したタクシー。kmグループでは、東京都内を走行するタクシーの全車両(業務提携会社を含む4068台)に「CAX-DS01」のほか、空気清浄モニターと感染防止板の3つの設備を搭載したニューノーマルタクシーの運行を7月19日より開始する。

感染防止板の装着イメージ

「CAX-DS01」は多重リング式を採用したコロナ放電により、低濃度オゾンとイオンを効果的に生成・放出することでウイルスやニオイの抑制が可能な低濃度オゾン発生器。車載向けとしてダッシュボードに置くことができるコンパクト設計を実現するとともに、シガーソケットに対応し、駐車中の太陽光駆動が可能なソーラーパネルも搭載する。また、フィルターの交換が不要で手入れが簡単なため、長時間走行するタクシーに適した除菌消臭装置として多くのタクシー事業者が導入しているという。

 国土交通省では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として実施する補助事業「ポストコロナを見据えた地域公共交通の活性化・継続」に伴い、タクシーやバスなどへ車両装備費補助金を交付しており、「CAX-DS01」も補助金の対象機種となっている。