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JVCケンウッド、除菌と消臭ができる「ポータブル低濃度オゾン発生器」

車載用と持ち運び用の2モデルをラインアップ

2021年3月初旬~4月初旬 発売

オープンプライス

JVCケンウッドのポータブル低濃度オゾン発生器

ウイルスやニオイを抑制できるポータブル低濃度オゾン発生器

 JVCケンウッドは、除菌消臭装置シリーズの新製品となる低濃度オゾン発生器の車載タイプ「CAX-DS01」を3月初旬に、ポータブルタイプの「CAX-DM01」を4月初旬にそれぞれ発売する。価格はオープンプライスで、市場想定価格は、CAX-DS01が2万3000円前後、CAX-DM01が4500円前後としている。

 今回発売する低濃度オゾン発生器2モデルは、除菌消臭装置の第1弾となるラインアップで、いずれも多重リング式を採用したコロナ放電により、低濃度オゾンとイオンを効果的に生成・放出することで、ウイルスやニオイの抑制を可能としている。

CAX-DS01
CAX-DM01

 CAX-DS01は、車載向けとして自動車のダッシュボードに置けるコンパクト設計を実現するとともに、走行中にシガーソケットやUSBから給電できるだけでなく、日中の駐車中に太陽光駆動を可能にするソーラーパネルも搭載。駐車中でも車内に漂うウイルスや菌、気になるニオイの抑制を可能にした。

 CAX-DM01はUSB電源で動作し、持ち歩きにも便利なポータブルタイプ。自宅やオフィスなど、さまざまな環境に対応できる。また、USB端子部は180度回転でき、さまざまな設置環境に対応可能とした。

ポータブル低濃度オゾン発生器の特徴

多重リング式コロナ放電

多重リング式コロナ放電(特許第4551977号:株式会社片野工業)

 受電極の形状を一般的な円筒状や板状ではなく、同心円状の多重リングに配置した多重リング式を採用したことで、同時多重放電を可能とし、低濃度オゾンとイオンの効果的な生成を実現。また、連鎖的に起こるコロナ放電により強いイオン風を発生させ、生成された低濃度オゾンやイオンをより強く放出(従来の一般的な構造比で約5倍)。

低濃度オゾンとイオンでウイルスやニオイなどの有害物質を効果的に抑制

 低濃度オゾンとイオンが、空気中に漂う目に見えない多種多様なウイルスや菌、ニオイの元に反応して分解することで有害物質を効果的に抑制。

ファンレスだから静かで快適

 多重リング式コロナ放電によって発生する強力なイオン風により、空間に低濃度オゾンとイオンが放出されるため、ファンレスで静かに快適な使用が可能。

フィルター交換が不要

 電極プレートの水洗いと針電極を月に1~2回乾拭きするだけの簡単メンテナンスを実現。手間のかかるフィルター交換も不要。

コロナ禍を受けて新たに空気清浄の分野に参入

 JVCケンウッドはこれまでもWith/Afterコロナ時代に対応し、監視カメラを活用したAI検温ステーションや、抗菌・抗ウイルストランシーバー、感染症対策用防水型キーボードやマウスなど、事業活動継続のためのさまざまなソリューションを実現。

 2021年1月に発表していた通り、新型コロナウイルス感染症の拡大を背景に、新たに空間へのソリューション提供に向け、除菌消臭装置の投入によって空気清浄の分野に参入を果たした。