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日産とNTTドコモ、自動運転車両(レベル2)を用いたオンデマンド配車サービスの実証実験

2021年7月19日 発表

実証実験で使われる車両のイメージ

 日産自動車とNTTドコモは7月19日、横浜みなとみらいおよび中華街エリアにおいて、自動運転SAEレベル2相当の自動運転車両を用いたオンデマンド配車サービスの実証実験を9月21日から開始すると発表した。あわせて、同実証実験に参加する一般モニター約200名を7月19日からインターネットで募集している。応募期間は7月19日~8月15日となっており、一般モニターの参加費は無料。

 今回の実証実験は、自動運転車両を用いた交通サービス「Easy Ride(イージーライド)」とAI(人工知能)を活用したドコモが提供するオンデマンド交通システム「AI運行バス」を組み合わせて実施。進化した日産の自動運転車両と今回新たに自動運転車両の配車に対応したドコモの「AI運行バス」を組み合わせることで、将来の完全自動運転による交通サービスをイメージさせる最新技術やサービスを実際に体験してもらい、その実用性を検証することを目的としている。

 乗車後に実施する一般モニター向けアンケートでは、乗降時や乗車中の体験についての評価や周辺店舗と連動したサービスの利用状況、実用化した場合の想定利用価格などについて聞く。アンケート結果は、実証実験を通じて得られた走行データや配車状況データなどとあわせ、さらなるサービス開発や今後の実証実験に活用する予定。

 なお、この実証実験は横浜市がIoTなど(IoT、ビッグデータ、AI、ロボットなど)を活用し新たなビジネスモデル創出による社会課題の解決をめざしたオープンプラットフォームである「IoTオープンイノベーション・パートナーズ(I・TOP 横浜)」の取り組みの1つ。また、「自動運転ロボット利活用サービス」として、神奈川県の「さがみロボット産業特区」における重点プロジェクトにも位置付けられている。

実証実験概要

場所:横浜みなとみらい/中華街エリア(エリア面積 約2km2)
期間:2021年9月21日(火)~2021年10月30日(土)
※日曜、月曜除く8時30分~16時
車両台数:4台
乗降地数:23か所
配車予約方法:スマートフォン向けアプリから予約 ※利用登録が必要
一般モニター募集人数:約200名