パイオニア、事業の効率化と拡大を目指し「SaaS テクノロジ センター」「サウンド事業統括グループ」新設

「SaaS テクノロジ センター（Technology Center）」を新設

　モビリティ領域におけるさまざまな課題を“モノ”と“コト”を掛け合わせたソリューションで解決するSaaS（Software as a Service）ビジネスを強力かつ迅速に推進するために、サービス・データ活用基盤の内製開発化を実現する「SaaS テクノロジ センター」（STC）を新設。サービス開発、データサイエンスに関わるリソースをSTCに集約することで、アジャイルなサービス開発体制を構築し、高品質かつ迅速なサービス提供を目指す。

　具体的にはサービスの開発を、開発チームと運用チームが連携して行なう「DevOps」により、継続的な開発・運用効率化を図り、顧客への高品質なサービス提供（デリバリーエクセレンス）の実現。サービス開発・運用を内製化することで、変化の激しいビジネス環境に対してタイムリーかつ適切なプロダクト提供の実現。データ関連業務を行なう人材を集約し、パイオニアグループが保有するデータを横断的に扱える体制を構築。サービスを成長させていくためのデータ活用を強化するため、高度なデータ分析、AI（人工知能）活用の実現の3つの目標を掲げている。

「サウンド事業統括グループ」を新設

　また、祖業であるサウンドビジネスの拡大を目的に、モビリティプロダクトカンパニー内にパイオニアグループの「音」に関する技術や知見を集約した「サウンド事業統括グループ」を新設。これまで事業部、グループ会社ごとに分散していた技術やリソースを集約することで「音」を活用したビジネスの拡大を目指すとしている。