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日野、中型トラック「日野レンジャー」を改良 安全装備を大幅に拡充
2021年8月2日 14:37
- 2021年8月2日 発売
高速道路や一般道などの予防安全対策で安全運転をサポート
日野自動車は8月2日、中型トラック「日野レンジャー」を改良し、安全装備を大幅に拡充して発売した。価格は車両総重量8tの代表車型で、976万9100円~1187万93400円(東京地区希望小売価格)。
日野自動車は、これまで商用車の安全技術の開発・普及にも取り組んでいて、中型トラックにおいては事故の被害が大きくなりやすい高速道路走行時の対策から安全装備を拡充してきた。今回の改良では、サイトアラウンドモニター、ドライバー異常時対応システム(EDSS)、オートヘッドランプを標準装備とし、一般道での事故対策も拡充し、万が一の事故防止に貢献するとしている。
改良された日のレンジャーの主な特徴
・PSC(プリクラッシュセーフティシステム)
先行車などを検知し、警報ブザーとディスプレイ表示でドライバーに危険を知らせ、衝突回避の支援を行なうシステム。従来から標準装備しているPCSの機能を向上させ、車両や昼の歩行者だけでなく、自転車運転者や夜間の歩行者も検知対象となった。
・サイトアラウンドモニターシステム
車両左右前端に設置したセンサーが、衝突のおそれがある車両を検知し、警告音とメーター表示でドライバーに注意をうながす。大型トラック「日野プロフィア」で実用化しているサイトアラウンドモニターシステムの検知速度域を拡大して機能向上させ、右左折時の出会い頭などドライバーの安全確認をサポートする。
・オートヘッドランプ
周囲が暗くなると自動的に点灯し、夜間の視認性を向上させた。
・ドライバー異常時対応システム(EDSS)
ドライバーモニターIIや車線逸脱警報により、ドライバーの運転姿勢や車両の挙動をモニターし、体調急変などによるドライバーの異常な状態を自動検知して徐々に減速し車両を停止させる装置。一部車型に標準装備とし、その他全車にオプション設定した。