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日野、小型EVバス「ポンチョ Z EV」2022年春発売へ 車両イメージ公開

2021年6月9日 発表

小型EV(電気自動車)バス「ポンチョ Z EV」

 日野自動車は6月9日、小型EV(電気自動車)バス「ポンチョ Z EV」を2022年春に発売予定であると発表。同日、ポンチョ Z EVの車両外観イメージが公開された。

 ポンチョ Z EVの主要諸元(参考値)は、ボディサイズが6990×2090×3060mm(全長×全幅×全高)で、車両総重量は約8000kg、乗員約30人(シートレイアウトにより異なる)。最高出力161kWのモーターと容量105kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載して、充電方法はCHAdeMO方式急速充電に対応。住宅街のような狭い道でも小まわりの利く高い機動性や、コミュニティバスに十分な航続距離も確保し、高い実用性も備えたとしている。

 ポンチョは、同社が2002年に発売して、地域の足として全国で数多く採用されている小型ノンステップのディーゼルバス。昨今の地球環境問題への関心の高まりを背景にゼロエミッションへのニーズが増加しつつあったという。

 新たに市場導入する「ポンチョ Z EV」は、あらゆる人にやさしいユニバーサルデザインとコミュニティバスに最適なパッケージングという「ポンチョ」の特徴はそのままにEV化。「人」と「環境」へのやさしさを叶える、これからの持続可能なコミュニティ交通に貢献するモデルと位置付けられた。

 車両は広いフルフラットエリアと低床・ノンステップ構造により、乗り降りや車内移動がしやすく、車いすやベビーカーを使う人をはじめ、あらゆる利用者に利用しやすくなっている。シンプルで丸みのある親しみやすい外観デザインにより街と調和し、EVならではのゼロエミッションと低騒音で地域にやさしく、人々の暮らしを支えるとしている。

 なお、同モデルは、電動車・充電設備・ITシステム・稼働およびエネルギーマネジメントをユーザーニーズに応じてパッケージ化し、月額料金で提供しているCUBE-LINXの電動車最適稼働マネジメント事業の取り扱い車両としてもラインアップする予定。

ポンチョ