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ボルボ、ミッドサイズSUV「XC60」マイチェン 新たなインフォテイメント・システムを装備
2021年9月1日 14:24
- 2021年9月1日 発売
- 649万円~1034万円
前後バンパーなどに新デザインを採用
ボルボ・カー・ジャパンは9月1日、内外装に新デザインを採用するとともに、Googleを搭載したAndroidベースの新しいインフォテイメント・システムを装備した新型「XC60」を発売した。48Vハイブリッドモデルの「B5」、電動スーパーチャージャーを搭載した高出力モデルの「B6」、プラグインハイブリッドモデルの「T8」がラインナップされ、価格は649万円~959万円。また、特別限定車「T8 Polestar Engineered」も同日40台限定(先着順)で発売した。価格は1034万円。
新しくなったXC60は、安全性を飛躍的に向上させ、電動化や高度な運転支援技術の搭載を見据えた「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」プラットフォームで開発され、T字型のトールハンマーヘッドライトを象徴とするボルボの新デザインを採用。エクステリアは、フロントグリル、フロントバンパー、リアバンパー、および各グレードのアルミホイールに新デザインを採用。ボディカラーには、新たに「サンダーグレー」「プラチナグレー」「シルバードーン」が追加設定された。
インテリアは、新たなインフォテイメント・システムの採用にともない、ドライバーディスプレイ(メーターパネル)、センターディスプレイ(タッチパネル)のHMI(ヒューマン・マシーン・インターフェイス)画面デザイン、操作ロジック、機能などを刷新した。
XC60 ラインアップ
モデル名 | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
XC60 B5 AWD Momentum | Drive-E 2.0リッター4気筒直噴ターボガソリンエンジン 184kW(250PS)/ 350Nm(35.7kgm)+電気モーター10kW/40Nm<48Vハイブリッド> | 電子制御式8速AT(ロックアップ機構付)ギアトロニック | 電子制御AWDシステム | 6,490,000円 |
XC60 B5 AWD Inscription | 7,490,000円 | |||
XC60 B6 AWD R-Design | Drive-E2.0リッター4 気筒直噴ターボ+電動スーパーチャージャーガソリンエンジン 220kW(300PS)/420Nm(42.8kgm)+電気モーター10kW/40Nm<48Vハイブリッド> | 8,090,000円 | ||
XC60 Recharge Plug-in hybrid T8 AWD Inscription Expression | Drive-E 2.0リッター4気筒直噴ターボ+電動スーパーチャージャーガソリンエンジン 233kW(318ps)/400Nm(40.8kgm)+電気モーター(前)34kW/160Nm、(後)65kW/240Nm<プラグインハイブリッド> | 電子制御式8速AT(ロックアップ機構付)ギアトロニック | 電子制御AWDシステム(エンジン+モーター) | 8,440,000円 |
XC60 Recharge Plug-in hybrid T8 AWD Inscription | 9,590,000円 |
音声操作など新インフォテイメント・システムで利便性が向上
今回装備されるGoogle搭載の新インフォテイメント・システムは、ユーザーフレンドリーなインターフェースを特徴とし、GoogleアプリやサービスはGoogleアシスタントによる自然で直感的な音声操作、Googleマップによるスムーズなナビゲーション、Google Playストア経由でダウンロード可能なアプリを利用でき、機能性が向上した。
また、Googleアシスタントを使えば、ドライバーは手を離さず運転に集中したまま「温度調節」「目的地設定」「音楽やポッドキャストの再生」「メッセージの送信」「その他のGoogleアシスタント対応デバイスの操作」など、声でさまざまな機能をコントロールできる。その他にも、新たに「Googleアプリ/サービス」と「Volvo Cars app」も採用されている。
Volvo Cars appは「緊急通報サービス」「故障通報サービス」「盗難車両検索機能」「ドライビング・ジャーナル(ドライブログ自動作成機能)」「ヴィークルダッシュボードモニター(車両情報確認機能)」「リモートドアロック及びアンロック機能」「エンジンリモートスタート」といった機能で構成される。
高度な先進安全と運転支援機能を全車に標準装備
クルマ、人、サイクリストが混在する複雑な交通環境で事故を未然に防ぐための対策として、先進の安全・運転支援機能「対向車対応機能」「歩行者・サイクリスト検知機能」「インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)」などを備える「City Safety(衝突回避・被害軽減ブレーキ・システム)」を全車に標準装備。
さらに「全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」「パイロット・アシスト(車線維持支援機能)」「ステアリングアシスト付BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)」「衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)」「ランオフロード・ミティゲーション(道路逸脱回避機能)」「オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)」なども全車標準装備としている。
また、今回新たな機能として、前方の車両が発進したことに運転者が気づくよう信号音を鳴らし、センターディスプレイにシンボルとメッセージを表示する「先行車発進告知機能」、駐車時などの後退時、10km/h未満のときにブレーキを介入させ、障害物との衝突の回避をサポートする「リア衝突回避・被害軽減ブレーキ・システム」が採用された。
特別限定車「T8 ポールスター エンジニアード(Polestar Engineered)」
T8 ポールスター エンジニアードは、フロントをエンジン、リアをモーターで駆動するボルボ独自のプラグインハイブリッドパワートレーンをベースに、ポールスターによるチューニングによって参考出力333PS/430Nm+65kW(87PS)/240Nmのパワーと、プラグインハイブリッドパワートレーンによる環境性能を両立したモデル。
シャシーには専用装備となるオーリンズ(Öhlins)製DFVショックアブソーバー(減衰力22段階調整)を、XC60 T8 ポールスター エンジニアードには、ドリルドベンチレーテッドディスクタイプのブレーキローター(フロント400mm)とアケボノ(Akebono)製6ピストン・フロントブレーキキャリパー、専用内外装デザインを採用。また、今回導入の車両からボディカラーには新たに「サンダーグレー」を採用したという。