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ボルボ、SBパワーの「自然でんき」を斡旋開始 電動車における環境負荷低減に貢献

2021年9月9日 発表

 ボルボ・カー・ジャパンは9月9日、SBパワーと提携して“実質再生可能エネルギー100%”の電気である「自然でんき」の斡旋を全国(北陸電力管内を除く)の正規ディーラーで開始した。SBパワーが自動車ブランドと提携する初めてのケースとなる。

 今回の提携により、ボルボのPHEV(プラグインハイブリッド車)の購入者をはじめ、今秋から販売を開始するボルボ初のBEV(電気自動車)「C40」のオーナー、既存のボルボユーザーも、クルマの購入時やメンテナンスの際に、ボルボ販売店で気軽に実質再生可能エネルギー100%電力の申し込みができるようになる。

 電動車に対する国および地方自治体等の補助金によっては、家庭の電力を再生可能エネルギーに切り替えることが条件になっているものもあり、ボルボの正規販売店で手軽に申し込みができることで、利便性の向上が期待されるとしている。

 また今回の提携を記念して、ボルボ・ディーラー経由で「自然でんき」を申し込むと、電気代が2か月無料となるキャンペーンを2022年3月末まで実施。詳しくは専用サイト、またはボルボ・ディーラーやソフトバンクでんきサポートセンター(0800-170-3710、受付時間:9時~20時[年中無休])にお問い合わせいただきたい。

 外部給電可能なBEVおよびPHEVにおいて、再生可能エネルギー由来の電力による家庭での給電を実現することは、電動車における環境負荷の軽減に大きく貢献するものであり、各家庭の電力が再生可能エネルギー由来の電力に替わることで、より大きな環境負荷の低減が実現できるとしている。

 ボルボは環境負荷低減を目指し、2030年までに販売する全ての新車をBEVにし、2040年にはクライメートニュートラルを実現するという目標を掲げ、電動化を推進。2025年には世界販売の50%をBEVとし、日本市場においても販売台数の35%をBEVとする計画としている。また、外部から給電し、電気のみの走行も可能とするPHEVを現在販売する6車種全てに導入し、電動化を積極的に進めている。

 SBパワーはエネルギーに関わるサービスの開発・提供を通じて持続可能な社会への貢献を推進。「自然でんき」は、実質再生可能エネルギー100%の電気を届けることに加え、1契約につきSBパワーが経済産業省、環境省、農林水産省が運営する「J-クレジット制度」の認証事業を行なう団体に対して50円/月の活動支援金を拠出し、森林保全活動の支援を行なっている。SBパワーは自動車の電動化が進む社会において、「自然でんき」の提供を通じて脱炭素化に取り組んでいくとのこと。