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住友ゴム、プラスチック素材削減に関する具体的な取り組み方針を発表 2030年までに販売店での年間使用量45%削減を目指す
2021年9月22日 15:47
- 2021年9月21日 発表
展示タイヤのラップ巻き削減など具体案3つを発表
住友ゴム工業は、2021年8月に策定したサステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ 2050」にて、世界的なプラスチック問題に対し国内タイヤ販売店でのプラスチックの使用削減を提唱していたが、9月21日に具体的な取り組み方針を発表した。
方針では「展示タイヤのラップ巻き削減」「展示ツールの素材変更」「タイヤラベルのサイズダウン」といった使い捨てプラスチック3点についての取り組みを推進することで、2030年までにタイヤ販売店での年間使用量を45%削減を目指すとしている。
また、販売店と共に使い捨てプラスチックの使用削減に取り組むことで、今後あるべき新たなタイヤ販売のスタイルの確立も同時に目指すという。さらに、来店ユーザーにも店頭の変化から個々のライフスタイルを見直すきっかけにしてもらいたいとしている。
住友ゴム工業はプラスチック削減の観点から、すでに全国のダンロップ直営店タイヤセレクト、タイヤランドでのレジ袋の提供を廃止済みとしていて、さらに石油由来プラスチックの使用量を削減すべく、ガソリンスタンドやカー用品量販店にも拡大し、タイヤラベルや商品包装材などに使用するプラスチックを段階的に削減していくとしている。
プラスチック素材削減の具体的な施策
・タイヤのラップ巻き削減
展示タイヤの日焼けや汚れ防止を目的としたタイヤへの使い捨てラップ巻きの無料提供を2021年7月11日から順次終了。引き続きラップ巻きが必要となる販売店には、有料でラップ巻きや繰り返し使用可能なタイヤカバーを提供することでプラスチック年間使用量を27t削減することを目指すとしている。
・展示ツールの素材変更
これまでプラスチックで制作していた店頭展示ツールの一部を、2021年2月から段階的に再生プラスチックに転換。これにより展示ツールに使用するプラスチック年間使用量を10t削減することを目指すという。
・タイヤラベルのサイズダウン
2022年からタイヤの仕様や性能を表示するタイヤラベルのサイズを平均50%小さくすることで、プラスチック年間使用量を16t削減することを目指すとしている。