ニュース

レクサス新型「NX」が先代モデルに続き「ヤマハパフォーマンスダンパー」を採用

2021年11月9日 発表

10月7日に発表されたレクサス新型「NX」

車体の変形エネルギーを吸収して熱エネルギーとして発散させる

 ヤマハ発動機は11月9日、車両用車体制振ダンパー「ヤマハパフォーマンスダンパー」が、10月7日に発表されたレクサスのクロスオーバーSUV「NX450h+/350h/350 “F SPORT”」に採用されたことを発表した。2014年に発売された先代モデルに続いての採用となった。

 通常、乗用車の車体は走行に伴い1mm以下のごくわずかな変形が生じているが、弾性体である金属製の車体は変形に対する減衰性が低いため、外力による変形エネルギーはほぼそのまま蓄積・放出され、固有振動数で変形を繰り返そうとしているという。

フロント装着イメージ
リア装着イメージ

 そこでヤマハパフォーマンスダンパーは、車体への減衰要素の付加により、車体の変形エネルギーを吸収し、熱エネルギーとして発散。これにより車体の過大な変形速度が抑制され、通常走行時や比較的大きな車体変形を伴う高速走行時においても高い運動性と安定性を両立させ、操縦安定性を向上させるだけでなく、快適性も向上させる。

 2004年4月に量産品として初めて採用されて以降、さまざまな車種に採用され、2020年には累計生産200万本を達成したというヤマハパフォーマンスダンパー。現在では四輪車のみならず、二輪車向けも展開している。