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水素カローラも走るスーパー耐久ST-Qクラスにグリーンラインのマツダ「MAZDA2」が参戦か? 岡山国際サーキットに登場

ST-Qクラスの新規参戦車、37号車マツダ「MAZDA2」。緑が各所にあしらわれている

 11月13日~14日、岡山国際サーキットでスーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankookの最終戦が開催される。2021年のスーパー耐久は、ST-Qクラスに水素燃焼エンジンを搭載した水素カローラが参戦していることが話題となっている。最終戦岡山ではそのST-Qクラスに新たなクルマがエントリーすることがエントリーリストから明らかとなった。

 そのクルマは16番ピットでエントリー。これまでST-Qクラスには、水素カローラのほかパーツ類などの先行開発車であるGRスープラが参戦しており、賞典外の開発車が走るクラスとして位置づけられていた。

 つまり、このST-Qクラスを走るクルマは“何らかの開発を行なっているクルマ”となるわけだ。11月11日には練習走行枠で走行をしており、その外観は岡山国際サーキットの隣の県に本社があるマツダの「MAZDA2」(11月13日にMAZDA SPIRIT RACING Bio concept DEMIOと正式発表があった。つまりMAZDA2ではなくデミオということになる)。もちろん中身は不明だし、どの団体がエントリーしているか不明だが、ST-Qクラスに参戦する以上中身には何らかの手が入っていると思われる。

精力的に走行するMAZDA2。フロントグリルにはグリーンのラインが
リアには「DIESEL POWER」の文字が。ディーゼルエンジン搭載車だろうか?
マフラーまわり。水素カローラとは異なるデザインのため、水素燃料とは思えない……
リアシートにも巨大な水素タンクは搭載していないようだ

 このMAZDA2をよく見ると、フロントグリルにグリーンのラインが入っているなど、緑が各所にあしらわれている。車体には「DIESEL POWER」と書かれていることから、単なるディーゼルエンジン搭載車であれば赤いラインとなるはずだが……。

 水素燃焼かと疑ってみたが、リアシートまわりにはタンクを搭載していないし、マフラーまわりも水素カローラとは異なるデザイン。しかしながら、緑があしらわれている以上、グリーン関係(なんですかね?)の燃料使用が推測されるところだ。

 その詳細がいつ公開されるかも不明だが、スーパー耐久最終戦の始まる13日にはエントリー名など正式に分かるだろう。水素カローラをドライブするモリゾウ選手こと豊田章男 トヨタ自動車社長が常に仲間づくりを語っておりST-Qクラスに参戦することから、なんらかの関連はあると思われる。週末に新情報が明らかになることを楽しみに待ちたい。

こちらは水素カローラ。今回はどこまで馬力を上げてきたのだろうか?
この鋭い眼光はモリゾウ選手。木曜日から岡山入りして水素カローラを走らせていた