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ZF、事業者向けの高度な運行管理ツール「ZFバスコネクト」 車両状況を把握して効率性とパフォーマンスを改善

2021年11月23日(現地時間) 発表

車両のさまざまな情報をまとめて管理できる

 ZFは11月23日(現地時間)、公共交通機関や民間のバス事業者が運行管理者の効率性とパフォーマンスを高め、改善することができる高度な運行管理ツール「ZFバスコネクト(Bus Connect)」を発表した。

 ZFバスコネクトは、EVと内燃機関、またはハイブリッドシステムを搭載したシティバスなどが混在する事業者向けに開発された新たな運行管理ツール。利用者は車両の位置をリアルタイムで確認できるほか、現在のエネルギーまたは燃料消費量、バッテリの充電状態、車両部品の状態維持、ブレーキの摩耗やその他のシステムメッセージなど、車両のあらゆる状況を確認可能。バスごとのライブデータを評価することで、運転やルートプランを最適化し、燃料消費量を改善するとしている。

 ZFバスコネクトの開発責任者であるフロリアン・フロイント氏は「ZFバスコネクトでは、バス事業者が困難とされている全電動化車両への移行を支援します。また、車載データの分析力を利用して、エネルギーや燃料の消費量を削減し、車両のCO2排出量を明確に把握することで、オペレーターが効率的に車両を管理できるようになります」と述べている。

 ZFバスコネクトは「車両に搭載されているオンボードユニット」「クラウド」「データ分析用のWebベース」という3つの領域をカバーしていて、車両運行管理者はZFバスコネクトをパッケージとして購入することも、サードパーティとしてクラウドに接続して、互換性のある自社のオンボードユニットを介してアクセスすることも可能という。