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国交省、大雪に対する緊急発表 12月25日~28日に大雪のおそれ

2021年12月24日 発表

 国土交通省は12月24日、大雪に対する緊急発表を行ない、12月25日から28日ごろにかけて、北日本から西日本の日本海側を中心に荒れた天気や大雪となるおそれがあるとして、大雪の場合は不要不急の外出を控えるよう呼びかけた。

 同省の発表によると、日本の上空に強い寒気が流れ込み、日本付近は12月25日から28日ごろにかけて強い冬型の気圧配置となる見込みで、北日本から西日本の日本海側を中心に荒れた天気や大雪となるおそれがある。また、太平洋側でも山地を中心に大雪となり、平地でも積雪となるところがあるおそれもある。

12月28日ごろにかけての強い冬型の気圧配置について(大雪に警戒、風雪、高波に注意・警戒)

 ドライバーに向けては、冬タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着の徹底をお願いするとともに、降雪状況等により、広範囲での通行止めや、結果として、高速道路と並行する国道等が同時に通行止めとなる場合があり、広域迂回の実施や、通行ルートの見直しなどの協力をお願いした。

大雪に対する国土交通省緊急発表

 2020年12月や2021年1月7日からの大雪の際には、大型車の立ち往生が主な原因で甚大な影響が生じており、同省では、冬タイヤの未装着等により立ち往生した事業用自動車に対し、悪質な事例については、監査をしたうえで、安全管理義務違反として、当該事業者の行政処分を行なうとしている。

 運送事業者に対しては、冬タイヤの装着、チェーンの携行や早めの装着を徹底するとともに、タイヤの摩耗劣化にも十分に注意するよう呼びかけている。

2020年度の大規模滞留等の状況

 そのほか、大雪が予想される地域では、公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生するおそれがあり、最新の気象情報や交通情報等に留意し、外出が必要な場合には、十分な時間的余裕を持って行動するようお願いした。