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ミシュラン、スポーツツーリング用タイヤ「ロード 6」 従来品からウェットグリップ15%、耐摩耗性能10%、高速安定性5%向上
2022年1月11日 15:19
- 2022年2月16日から順次発売
- オープンプライス
日本ミシュランタイヤは、スポーツツーリング用タイヤの新製品「ロード 6」「ロード 6 GT」を2月16日より順次発売すると発表した。サイズはフロント7サイズ、リア11サイズの計18サイズ。価格はオープンプライス。
ロード 6およびロード 6 GTは、ミシュランが20年以上にわたり絶え間ない技術革新と最新のテクノロジーを導入してきた「ロード」シリーズの最新モデル。高いドライグリップとハンドリング性能、快適な乗り心地を維持しながら、ウェット路面での安定したグリップ力と高速安定性を向上させ、さらに初期性能の劣化を抑制した高い性能維持力と耐摩耗性能を兼ね備えたスポーツツーリング用タイヤ。
さまざまな路面状況でも安定したパフォーマンスを発揮するので、日常使いからロングツーリングまで、幅広いライディングシーンで、ユーザーの求めるより豊かなバイクライフに貢献するとしている。
採用技術
レーザー技術による金型(モールド)が成型するサイドウォールデザインにより、表面にベルベットのようなコントラストを映し出し、バイクにより躍動感を与える「ミシュラン プレミアムタッチ」デザインを採用。また、トレッドデザインの最適化によりボイドレシオを14%確保しながらも、さらにリーンアングルに応じて安定したボイドレシオを維持し、ウェット路面で安定したパフォーマンスを発揮する。さらに、ミシュラン・ウォーター・エバーグリップ・テクノロジーを採用し、タイヤ内部に向かってサイプの幅が広がるように設計されたデザインは、摩耗後もウェット路面で高い排水性能を確保し、高い安全性に貢献するとしている。
また、サイプのエッジに面取り加工を施したことで、極端な条件下での異常摩耗を抑制し、タイヤライフに貢献。くわえて、安定した接地面を確保することで、濡れた路面でも優れたグリップ性能を発揮するという。そして、新しいグルーブデザインと最適なサイプアングル(角度)の採用により、横方向のグリップ性能も向上させている。
そのほかにも、新開発の100%シリカ配合コンパウンドを採用。トレッドセンター部には耐摩耗性に優れたコンパウンドを配置し、ショルダー部にはコーナーリング時の高いウェットグリップ性能を発揮するコンパウンドを採用したことで、耐摩耗性と高いウェット性能を両立。また、トレッドショルダー部のソフトラバー・コンパウンドのベースに、ハードラバー・コンパウンドを使うことにより、コーナリング時の最適な剛性を確保し安定性が向上する「2CT+テクノロジー」をフロントとリアに採用している。