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パイオニア、音声AI搭載のドライビングパートナー「NP1」 音声によるルート案内やWiFiスポット機能など採用

2022年2月10日 発表

ベーシックプラン(通信+サービス利用料1年分付):6万5780円

バリュープラン(通信+サービス利用料3年分付):9万3500円

 パイオニアは2月10日、ドライビングパーソナル音声AIを搭載し、「音声」と「通信」による新しいドライブ体験を実現するドライビングパートナー「NP1」を3月2日に発売すると発表した。同日より予約が開始され、価格はベーシックプラン(通信+サービス利用料1年分付)が6万5780円、バリュープラン(通信+サービス利用料3年分付)が9万3500円。

 NP1は、新開発のモビリティAIプラットフォーム「パイオマティクス(Piomatix)」を初採用し、音声だけで操作や検索を行なえるコネクテッドデバイス。通信の常時接続により、常に最新の地図や機能で音声によるルート案内や情報提供が可能という。また、Cerenceの自然対話型音声認識エンジンを採用し、ドライビングパーソナル音声AIと組み合わせることで、クルマに最適化した音声コミュニケーションを実現させたという。

 NP1の主な特徴としては、音声だけで操作・案内する「スマート音声ナビ」、映像をクラウド上にも保存する「クラウドドライブレコーダー」、車室内をオンライン化する「クルマWiFi」、新機能の追加やアップデートにより常に最新のカーライフを提供する「もっとカーライフ++」、NP1の利用をサポートするスマートフォン専用アプリケーション「My NP1」などの機能を用意。

音声だけで操作・案内する「スマート音声ナビ」
映像をクラウド上にも保存する「クラウドドライブレコーダー」
OTA(Over The Air)により新サービスの追加が可能な「もっとカーライフ++(プラスプラス)」
車室内をオンライン化する「クルマWi-Fi」

 WiFiスポット機能のクルマWiFiは、車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」を別途契約すると、LTEデータ通信を定額で制限なく利用可能。手持ちのスマートフォンやタブレット端末を最大5台まで接続でき、動画・音楽などのストリーミング再生やオンラインゲームなどのコンテンツを車内で快適に楽しめる。1日・30日・365日と利用用途・期間に合わせ3つの料金プランがあり、スマホ専用アプリ「My NP1」から申し込みができる。

 もっとカーライフ++では、同機のカメラとマイクを利用し、車外の人のスマホを介して、リアルタイムな情報共有が可能な「ドライブコール」機能、時間・自車位置・地図・センサーデータの情報を組み合わせ、その時々にドライバーが興味を持つトピックを案内する「ドライブトピック」機能、2022年春には「Amazon Alexa」の音声アシスタントも搭載予定としている。

 本体は、小型なボディに前後一体型2カメラと車室内環境に最適なマイク・スピーカーシステムを搭載、幅広い車種のフロントガラスへ取り付けることが可能という。

Pioneer NP1 | NP1 コンセプトムービー