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BMW、新型2シリーズ クーペのMモデル「M240i xDrive」 直6ターボ&8速ATで4輪を駆動

2022年3月1日 発売

758万円

新型2シリーズ クーペをベースにしたMモデル「M240i xDrive」

 ビー・エム・ダブリューは、2月25日に発表した新型プレミアム・コンパクト・クーペ「2シリーズ クーペ」をベースにしたMモデル「M240i xDrive(エムニーヨンマルアイ・エックスドライブ)」を、3月1日に発売する。価格は758万円。ステアリング位置は右のみの設定。

 BMW Mが開発する高性能マシンのMモデルには2つのカテゴリーが用意され、1つはサーキットでの走行を可能とした「Mハイ・パフォーマンス・モデル」、もう1つはサーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたという「Mパフォーマンス・モデル」。今回の新型M240i xDriveはMパフォーマンス・モデルに位置付けられる。

Mパフォーマンス・モデルに位置付けられる新型M240i xDrive

 ベースとなる新型2シリーズ クーペもワイドボディや筋肉質なアスリートを彷彿とさせるスタイリングを特徴とするが、M240i xDriveではさらにセリウム・グレーのサイドミラーやリアスポイラーを装備することで、空力特性の向上に加えより精悍なスタイリングを実現。ドライビング・ダイナミクスにおいては、約50:50の理想的な前後重量配分に加え、路面に最適なトルクを4輪全てが伝えられる4輪駆動システムxDriveを装備することで、スポーティで俊敏なハンドリング性能により磨きをかけたダイナミックな走りを可能にしたという。

 先代2シリーズ クーペのスポーティな走りにさらに磨きをかけ、クーペモデルらしいダイナミックな走りを実現するために、今回の新型では軽量化を行ないつつ、サスペンション取り付け部やアンダー・フレームを強化するとともに、高剛性ボディを採用することでロール剛性の強化、切れのあるスポーティなハンドリングに加え、衝突時の安全性能も向上させている。

 また、アルミニウム材をボンネットだけではなく、エンジンキャリアやエンジンキャリア接続部にも用いることで、ボディ剛性の強化と軽量化を両立した。さらにMモデルらしいドライビングダイナミクスを実現するためフロント下部にも補強を加え、リアサスペンション取り付け部にも補強を施すことでねじり剛性を高めた。

新型M240i xDriveのボディサイズは4560×1825×1405mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2740mm。車両重量は1710kgとした
新型M240i xDriveのインテリア

 パワートレーンは最高出力285kW(387PS)/5800rpm、最大トルク500Nm/1800-5000rpmを発生するガソリンの直列6気筒3.0リッターツインパワーターボエンジンに8速ATを組み合わせた。WLTCモード燃費は10.9km/Lとしている。

直列6気筒3.0リッターツインパワーターボエンジン

 先進安全装備については、高性能カメラとレーダー、高性能プロセッサーによる高い解析能力によってより精度と正確性が向上した最先端の先進安全機能「ドライビング・アシスト」を標準装備。アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能を標準装備とした。

 さらに標準装備となるパーキング・アシスタントには、車両が35km/h以下で直前に前進したルートを最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能なリバース・アシスト機能を採用している。