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ホンダ、ゼロエミッション車開発に向け総額27.5億米ドルの資金調達

2022年3月4日 発表

写真は本田技研工業株式会社 代表取締役社長 三部敏宏氏

 本田技研工業は3月4日、総額27.5億米ドルの米ドル建てグリーンボンド(無担保普通社債)の発行を決定したと発表した。

 グリーンボンドは、資金使途を環境事業に限定する米ドル建て無担保普通社債。発行年限は、3年、5年、10年を設定。発行額は、3年:10億米ドル、5年:10億米ドル、10年:7.5億米ドルの計27.5億米ドル。

 資金使途は、EV(電気自動車)、FCV(燃料電池車)などのゼロエミッション車の車両やバッテリーを含む構成部品の開発・製造など、サステナブル・ファイナンス・フレームワーク記載の適格グリーン事業区分を満たす事業としている。

 同社としてグリーンボンドの発行は初めてで、今回のグリーンボンドで調達する資金で、EV(電気自動車)やFCV(燃料電池車)といったゼロエミッション車の開発などに充当することで、「環境負荷ゼロ社会」の実現に向けた取り組みを加速させていくとしている。

社長就任会見に登壇した三部敏宏氏