UDトラックス、新社長に丸山浩二氏 現代表取締役社長の酒巻氏が退任へ

2022年4月1日付で、代表取締役および社長に就任する丸山浩二氏

　UDトラックスは3月11日、現在の代表取締役社長 酒巻孝光氏に代わり、丸山浩二氏が新たな代表取締役社長に就任する2022年4月1日付人事を発表した。

　代表取締役社長 酒巻孝光氏については、2022年3月31日付で代表取締役および社長を退任。後任として、国内営業部門シニアバイスプレジデント 丸山浩二氏が2022年4月1日付で、代表取締役および社長に就任する。

　なお、丸山浩二は引き続き国内営業部門シニアバイスプレジデントとしての職務も担うとしている。

　新たに代表取締役社長に就任する丸山浩二氏は、1985年日産ディーゼル工業（現UDトラックス)入社。工場生産管理の後、販売、マーケティング、戦略企画部などを経て2011年国内営業部門バイスプレジデント。2012年より中部支社支社長、2015年より近畿支社支社長を歴任し、2018年年5月1日国内営業部門シニアバイスプレジデント就任。現在61歳。

　同人事は3月末に開催する取締役会や臨時株主総会の承認を経て、正式に決定する。

　代表取締役社長を退任する酒巻氏は、2018年に代表取締役社長に就任。UDトラックスでの長きにわたる勤務において、2021年3月まで親会社であったボルボ・グループと共に、当社の生産技術を高次元に引き上げるなど、日本とグローバルにおける生産技術および文化の融合を図るとともに、ダイバーシティー＆インクルージョンの推進リーダーとして、様々な国籍、ジェンダー、背景をもつ従業員と積極的に対話するなど伝統的な製造業において多様性のある文化を醸成することに多大な貢献をしたという。

　今回の社長交代に関して、同社は「新型コロナウイルス感染症拡大がもたらした社会および価値観の変化の加速も踏まえ、新たなパーパスに沿い策定した新中期経営計画の実現に向け意思決定のさらなる迅速化と経営力の一層の強化を図るため」とコメントしている。

2022年3月31日付で代表取締役および社長を退任する酒巻孝光氏