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アルピナ、新型「BMW ALPINA B4 グラン クーペ」 ダイナミックなハンドリングと優れた安定性を実現

2022年3月30日 発表

1375万円(左ハンドル仕様)

1416万円(右ハンドル仕様)

アルピナから新型「BMW ALPINA B4 グラン クーペ」が発表された

4ドアクーペをアルピナシリーズに追加

 BMW車をベースにしたハイエンドモデルを生み出すアルピナの輸入事業者であるニコル・レーシング・ジャパンおよび日本総代理店のニコル・オートモビルズは3月30日、新型モデル「BMW ALPINA B4 グラン クーペ」を発表した。価格は左ハンドル仕様が1375万円、右ハンドル仕様が1416万円。日本導入時期は2022年後半を予定している。

 新型BMW ALPINA B4 グラン クーペは、BMWの4シリーズをベースに、アルピナならではの伝統的な美徳と、パワフルでエレガントな車両コンセプトを融合させたモデル。

ボディサイズは4792×1850×1440mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2856mm、車両重量は1965kg

 パワートレーンには、ビ・ターボ・チャージング・システムを搭載した直列6気筒3.0リッターエンジン(S58型)を採用し、最先端の排出ガス後処理技術を備えた新しいエキゾーストシステムと刷新されたエンジンソフトウェアにより、現行型に対して最高出力は24kW(33PS)アップの364kW(495PS)/5000-7000rpm、最大トルクは30Nmアップの730Nm(74.4gkfm)/2500-4500rpmを実現。そして、ZFの8速ATが組み合わせられ、3.7秒で100km/hまで加速し、巡航最高速は301km/hに達する。燃費はWLTPモードで9.9km/L。

 ボディ剛性を高めるために特殊なドームバルクヘッド・ストラットを採用。また、フロントのキャンバーを1.25度ネガティブに設定し、特殊なスプリング&ダンパーも採用したことで横方向への非常に優れたダイナミクスを実現。さらに、効果的にロールを抑制させる専用フロントスタビライザーも開発し、ダイナミックなハンドリングや高速走行時でも優れた安定性を実現している。

 4WDシステムは「BMW xDriveシステム」をベースに開発し、グランクーペのスポーティなキャラクターに合わせ、駆動力配分は独自のリア寄りセッティングが施される。さらに、リアにはLSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)が装着され、トラクションを最適化、特に横Gがかかるコーナリング時において、ドライビングダイナミクスを向上させ、優れた俊敏性と走行安定性を発揮させるという。

スポーティさを増すフロントスポイラーを装備
20本スポークながら新デザインとなった鍛造ホイール

 フロントスポイラーはスポーティなフロントビューにアクセントを加え、リアは控えめなスポイラーがクーペならではのエレガントなラインを構築。また、オーバル形状の4本出しのテールパイプ「アルピナスポーツエキゾーストシステム」がリアを特徴づけているほか、アルピナのトレードマークとなっている伝統的な20本スポークを再解釈した新デザインの鍛造ホイール(1本12kg)を採用している。ホイールはフロントが8.5J、リアが10Jで、タイヤはピレリ「P ZERO」のフロントサイズは255/35 ZR20、リアサイズは285/30 ZR20を履く。ボディカラーは、BMW ALPINAモデル専用の「アルピナブルー」「アルピナグリーン」をはじめ、個別オーダーも可能。

「スピードリミットアシスト」「クロストラフィック警告」「レーンチェンジ警告」といった各種機能に加え「パーキング&ドライビングアシスト」など安全運転をサポートしてくれる「BMWドライビングアシストシステム」も搭載
ステアリングホイールは高品質なラヴァリナレザー仕上げ
製造番号を刻印したアルピナ・プロダクション・プレートが配される

 インテリアでは、シートヒーターやステアリングヒーターなどの快適機能や、ドライバーアシスタンスシステムを標準で装備。シート素材など内装はオーナーが自由にカスタマイズできる。また、製造番号を刻印した「アルピナ・プロダクション・プレート」も配される。