スバル「BRZ」/トヨタ「GR86」の自動車安全性能2021評価結果公表

トヨタ「GR86」（左）、スバル「BRZ」（右）

　国土交通省と自動車事故対策機構（NASVA）は4月26日、2021年度の自動車アセスメント「自動車安全性能2021」の公表11弾として、スバル「BRZ」/トヨタ自動車「GR86」の評価結果を公表した。

　スバル BRZとトヨタ GR86は、衝突安全で86.38点（100点満点）とBランク、予防安全で2.00点（82点満点）とEランク、事故自動緊急通報装置は装備なしで得点なし（8点満点）。これにより総合評価は88.38点（190点満点） と星2つの評価となった。

　なお、試験については原則、最量販グレードで実施していることから、スバル BRZとトヨタ GR86についてはMT車で試験を実施。そのため、AT車に装備されている予防安全装置については試験をしていないとしている。

　国交省とNASVAが実施する「自動車アセスメント」は、ユーザーが安全性の高い自動車を選択しやすい環境を整備するとともに、メーカーに対してより安全な製品の開発を促すため、毎年、販売台数の多い車両を中心に、自動車の安全性能に関するさまざまな評価試験を行ない、結果を公表している。これまで評価結果の公表は、年2回とりまとめて行なっていたが、2021年度からはユーザーにより迅速に情報を届けるため、評価結果が確定した車種から順次公表している。