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日産の新型ZがSUPER GTのオフィシャルセーフティカーに 左ハンドルの海外仕様

2022年5月29日 開催

日産からSUPER GTのオフィシャルセーフティカーとして贈呈された新型Z

 2022年の東京オートサロンで初公開された日産自動車の新型Z(フェアレディZ)がSUPER GTの第3戦からオフィシャルセーフティカーとして導入されることになった。5月29日、SUPER GT第3戦鈴鹿が開催されている鈴鹿サーキットにおいて新型Zのオフィシャルセーフティカー贈呈式が実施された

 贈呈式には、日産 モータースポーツビジネスユニット オフィスヘッド兼日産モータースポーツ&カスタマイズの片桐隆夫社長とSUPER GTを主催するGTアソシエイションの坂東正明代表が出席。片桐社長から坂東代表へ新型Zのキーが手渡された。

片桐社長(右)から坂東代表に(左)新型Zのキーが手渡された

 SUPER GTのサポートレースも含めてセーフティカーはコース上の安全確認や、レース中はアクシデントが発生したときに競技車両を先導する役目などレース運営には欠かせない車両となる。28日に行なわれたサポートレースのFIA-F4選手権では、レース中にアクシデントが発生したため、贈呈式前に新型Zがフォーミュラカーを先導する姿が見受けられた。

 現在、SUPER GTのオフィシャルセーフティカーは、トヨタ、ホンダ、日産から提供されていて、NSXやGRスープラ、以前はGT-Rなどが使用されていた。

 新たにオフィシャルセーフティカーの仲間入りした新型Zは左ハンドルの海外仕様となっていて、トランスミッションは9速ATモデルとなっているようだ。サーキットでレーシングカーを先導することもあり、レカロ製のPRO RACER RMSのフルバケットシートと4点式のシートベルトが装着されている。エクステリアは、ルーフに設置された回転灯やフロントグリルのランプなどが専用装備となる。

セーフティカーならではの灯火類が追加されている
シリーズスポンサーであるBOSCHのロゴを見ることもできる
無線アンテナなどが印象的
屋根上の灯火類
フロントグリルにも灯火の追加
ホイールまわり
コクピット
シフトセレレクタ
シフトパドル
鈴鹿サーキットは60周年