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ホンダ、中国でバッテリEV新工場の建設開始 生産能力は12万台/年を予定

2022年6月20日(現地時間)発表

広汽ホンダ BEV専用新工場の俯瞰図

 本田技研工業の中国における四輪車生産販売合弁会社である広汽ホンダ(広汽本田汽車有限公司)は6月20日(現地時間)、今後投入を拡大するBEV(バッテリ電気自動車)の生産体制構築に向け、新工場の建設を開始した。

 今回の新工場は、2024年の稼働開始を目指して広東省広州市の広州経済技術開発区内に建設され、敷地面積は40万m 2 、生産能力は12万台/年を予定。新工場への投資額は34.9億元を計画しており、太陽光発電を始めとした再生可能エネルギーの活用など、サステナブルな取り組みを積極的に進めるほか、先進的な生産技術を数多く導入することで高効率、スマート、低炭素なBEV工場を目指すという。

 ホンダは中国において2027年までにBEV「e:N(イーエヌ)」シリーズを10車種発売することを予定しており、同じく2024年に稼働開始を計画する東風ホンダ(東風本田汽車有限公司)のBEV新工場とともにホンダの中国におけるBEV生産の基幹拠点となる。

 なお、2024年には広汽ホンダ・東風ホンダそれぞれのBEV新工場稼働開始により、中国におけるホンダの四輪生産能力は173万台/年になるとのこと。

広汽ホンダが発売した「e:NP1」
東風ホンダが発売した「e:NS1」