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ホンダ、中国初の量産EVコンセプト「SUV e:concept」や「CR-V PHEV」を北京ショーで世界初公開
2020年9月26日 13:17
- 2020年9月26日(現地時間) 発表
本田技研工業の中国現地法人である本田技研工業(中国)投資有限公司は9月26日(現地時間)、中国初のホンダブランドEV(電気自動車)の将来の量産方向性を示すコンセプトモデル「Honda SUV e:concept(ホンダ エスユーブイ イーコンセプト)」を、中国・北京で開催中の2020年北京モーターショー(第16回北京国際汽車展覧会)において、世界初公開した。
ホンダ四輪ブースでは、中国ホンダとして初のプラグインハイブリッド搭載モデル「CR-V PHEV」をはじめ、電動化モデルを中心とした各種量産車や、中国で年内の実証実験開始を予定している次世代の安全運転支援システム「全方位ADAS」の技術訴求ブースなどを出展。ホンダのグローバル2030年ビジョンに基づき、将来に向けたコンセプトを具現化することで、カーボンフリーや事故ゼロ社会の実現を加速させることを強調した。
SUV e:concept
SUV e:conceptは、中国で初となるホンダブランドEVの将来の量産方向性を示すコンセプトモデル。次世代の「Honda SENSING(ホンダ センシング)」として、認識・予測・判断性能を向上させた安全運転支援システム「全方位ADAS」の搭載や、先進のコネクティビティによるAIアシストインターフェースやスマホ連携、無線ネットワークによるアップデート機能を備えた次世代の「Honda CONNECT」により、常に新鮮でFUNに溢れるモビリティ価値を提供する量産車を目指して開発を進めているとしている。
CR-V PHEV
CR-V PHEVは、2021年年初に中国で発売を予定している中国ホンダ初となるプラグインハイブリッド搭載車。ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」をベースに、バッテリーやコンバーターのシステムをさらに効率化。走行性能やレスポンス、静粛性など、日常走行のほぼ全ての領域で「最もEVに近い」フィールを実現させたという。
全方位ADAS
全方位ADASは、「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の次世代進化として、ワイド化されたフロントカメラと360度レーダーが車両の周辺状況をより高度に検知することで、認識・予測・判断性能が向上。高速道や一般道などにおいて、複雑かつさまざまな走行状況に対して安全運転支援を行なうシステム。
同社では、道を使うだれもが安全でいられる「事故に遭わない社会」の実現に向けた「Safety for Everyone」という安全思想のもと、事故ゼロ社会の早期実現を目指して、中国における実証実験の年内開始を予定している。