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アキュラ、新型「インテグラ」がパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム初参戦でレースデビュー

2022年6月14日(現地時間) 発表

アキュラの新型「インテグラ」がパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムにて、モータスポーツに初めて参戦する

 本田技研工業が米国で展開するブランドのアキュラは6月14日(現地時間)、新型スポーツコンパクト「インテグラ」が、第100回となる「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」にてモータースポーツデビューすると発表した。

 アメリカのコロラド州で6月26日(現地時間)に開催されるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)は、アメリカで最も長い歴史を持つモータースポーツ競技の1つで、1916年以来、世界中から集まったドライバーたちがさまざまなマシンを操り、標高9390フィート(約2860m)~1万4115フィート(約4300m)までの156個のコーナーがある12.42マイル(約20km)の山岳コースで最速タイムに挑むもの。

新型インテグラは1.5リッターターボエンジンと6速MTを搭載する

 PPIHC初参戦となるPaul Hubers選手がドライブする新型インテグラは、ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)の「ブレーキ」「サスペンション」「L.S.D.」を装着。さらに、HRE製の18インチ×9Jの軽量ホイールによりバネ下重量を軽減しつつ、ピレリ製の245シサイズのレーシングスリックタイヤを履き、接地面積とコーナリンググリップが高められている。

 ボディは赤・グレー・白のカラーリングで、これは初代インテグラでParker Johnstone選手が、1987年と1988年にIMSAチャンピオンを獲得したときのカラーリングへのオマージュだという。

新型インテグラのコクピット

NSX Type SやTLX Type Sも出走

 また、今回はアキュラ史上最もパワフルで高性能な限定生産車「2022年型 NSX Type S」のレース仕様車2台も初参戦。このミッドエンジン・スーパーカーは、James Robinson選手とNick Robinson選手の兄弟がドライブし、James Robinson選手自ら2020年に打ち立てたハイブリッドクラスの記録である10分01秒913の更新を目指すという。

 アキュラはこの「雲に向かって走るレース」と言われる伝統のヒルクライムレースに12年連続で参戦していて、すでに25回の表彰台と12回の優勝。複数のコースレコードという成績を残している。

NSX Type Sのレース仕様車
NSX Type Sのレース仕様車

 さらに、PPIHCの100周年記念イベントの公式ペースカーとして、アドベンチャーレーサーのRenée Brinkerhoff選手がNSX Type Sをドライブ。ヴァルキリー・レーシングの創設者であるRenée Brinkerhoff選氏は、南極を含む7大陸すべてのレースイベントに参戦した経験を持つほか、メキシコを代表するラ・カレラ・パンアメリカーナ・メキシカンラリーに史上唯一3度入賞し、初出場(2013年)でクラス優勝を果たした熟練ドライバーだという。

NSX Type S
NSX Type S

アキュラ 2022年パイクスピーク エントリーリスト

参戦マシンドライバー参加クラス
2022 Acura NSX Type SRenee Brinkerhoff選手Official Pace Car
2023 Acura IntegraPaul Hubers選手Exhibition
2022 Acura NSX Type SJames Robinson選手Time Attack 1
2022 Acura NSX Type SNick Robinson選手Exhibition
2023 Acura TLX Type SJordan Guitar選手Exhibition
2023 Acura TLX Type SJustin Lumbard選手Time Attack 1
TLX Type S