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TOYOTA GAZOO Racing、2023年以降を見据えニュルブルクリンク耐久シリーズに参戦

2022年6月23日 発表

参戦車両

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は6月23日、ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)第4戦および第6戦に参戦すると発表した。

 今回参戦するNLS第4戦(6月25日開催)は4時間の耐久レースで、ドライバーは片岡龍也選手、石浦宏明選手、佐々木雅弘選手、松井孝允選手の4名を予定。また、9月に参戦予定のNLS第6戦(9月10~11日開催)は、6時間のレースが2日にわたり実施される合計12時間の耐久レースとなる。

 参戦車両は、レクサス「LC」に加え、新たに「GR86」で参戦。LCはボディの高剛性化や空力開発、サスペンション技術を中心に、将来の市販車に生かすための先行技術を多分に投入して鍛え、ニュルブルクリンク初登場となるGR86は、先代からパワーアップした2.4リッターエンジンを搭載して、世界一過酷なコースに挑むとしている。

 ニュルブルクリンクは、1周25km、高低差300m、172のコーナーを持つ過酷なコース。人を鍛え、クルマを鍛えることを目標に2007年から参戦しているニュルブルクリンク24時間レースは、TGRの“もっといいクルマづくり”の原点だとしている。また、TGRの社員メカニックやエンジニアは、通常のテストコースでの実験評価よりもさらに過酷な環境下でクルマの限界を知り、改善力を養うといった経験を積み、その後さまざまな車両開発の現場で活躍しているとのこと。

 TGRは2022年のニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参加は見送りとしたが、2023年以降を見据え、国内テストやNLSへの参戦を通じて、人とクルマを鍛え、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりを継続するとしている。