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レクサス、「ES」を一部改良 最新のマルチメディアシステム採用や特別仕様車“Graceful Escort”設定など
2022年7月28日 14:38
- 2022年7月28日 発売
- 602万〜718万円
- ES300h特別仕様車“Graceful Escort”:728万円
レクサス(トヨタ自動車)は7月28日、「ES」を一部改良するとともに、特別仕様車“Graceful Escort”を設定して発売した。ESのモデルラインアップは、ES300h、ES300h“version L”、ES300h“F SPORT”の3タイプで価格は602万〜718万円、ES300h特別仕様車“Graceful Escort”は728万円。
今回の一部改良では、たゆまぬ進化を追求するAlways Onの思想の下、「予防安全技術の機能拡充」「マルチメディアシステムとコネクティッドサービスの刷新による利便性向上」「インテリアレイアウトの変更による操作性向上」に取り組んだ。
予防安全技術の機能拡充
予防安全技術の機能拡充では、車両を上から見たような映像をセンターディスプレイへ表示するパノラミックビューモニターに、撮影した路面の映像を車両直下に合成表示することで車両下方の路面状況、タイヤ位置などの把握を補助する床下透過表示機能を追加。駐車やすり抜けをサポートする。
マルチメディアシステムとコネクティッドサービスの刷新による利便性向上
最新のマルチメディアシステムを搭載して、ナビや音楽、車両設定などの各種メニューの選択スイッチを運転席側に常時アイコンで表示することで優れたアクセス性を実現するとともに、画面全体のレイアウトも情報の粒度に応じて表示エリアを分け、操作フローを統一した。
また、クラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビとともに、従来の車載ナビとコネクティッドナビを組み合わせたハイブリッド型のナビゲーションを採用。最新の音声認識機能は、ステアリングのトークスイッチ操作による起動に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動を可能とし、あらかじめ設定された起動ワード(例:Hey Lexus!など)を発話することで、スイッチ操作や再生中の音楽停止をすることなく、音声認識機能の起動が可能。さらにクルマと会話するような自然な発話での操作にも対応した。
iPhoneやAndroidデバイスの専用機能を車載機ディスプレイにて使用する、Apple CarPlay、Android Autoを設定。Apple CarPlayについては、従来のUSB接続に加え、Wi-Fiによる無線接続にも対応。DCM(Data Communication Module)を活用したインターネット接続により、Webサイト(ニュースやブログ、ストリーミング音楽、YouTube動画など)を閲覧することができるWebブラウザー機能を設定した。
「My LEXUS」により、スマートフォンでクルマの燃料残量や走行距離の確認が可能なほか、乗車前にエアコンを作動させておけるリモートエアコンなどのサービスを利用できる。「マイカー始動ロック」では、「My LEXUS」からの操作により任意の期間においてクルマのエンジンを始動できなくすることが可能。夜間や長期の旅行・出張などの際に利用してもらうことで、クルマを使わない時間のセキュリティを高めることができるとしている。
そのほか、DCMによる無線通信でソフトウェアの更新が可能となるOTAソフトウェアアップデート機能を採用。マルチメディアの表示内容や操作性の改善に加え、新機能の追加や性能向上などを行なうことができる。
インテリアレイアウトの変更による操作性向上
インテリアでは、インストルメントパネルやコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトを最適化し、カップホルダーやおくだけ充電の使い勝手などユーザーの利便性を向上させたとしている。