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出光興産、自治体や企業の電動化を一括サポートする「idemitsu CN支援サービス」
2022年8月4日 17:04
- 2022年8月4日 発表
出光興産と100%子会社であるソーラーフロンティアは8月4日、エネルギーマネジメントシステム(EMS)を活用し、公用車や営業車の電動化を検討している自治体・企業向けに、EV・自家消費型太陽光発電システム・充放電設備(V2H)・EMS・車両予約システムの導入をワンストップで提案・提供する「idemitsu CN(カーボンニュートラル)支援サービス」を8月5日より提供すると発表した。
出光興産は、太陽光発電システム・EV・蓄電池を活用したリソースを最適制御することにより、エネルギーコストや環境負荷の低減と災害時のレジリエンス向上に資するシステムを構築し、2021年からは宮崎県国富町役場で実証実験を実施している。
今回はその実証実験で得た知見をもとに構築したEMSと、出光興産が持つEVリースなどの既存サービス、再生可能エネルギー100%電力を供給する電力プラン、さらにソーラーフロンティアが供給する太陽光発電システムやV2Hを活用することで、idemitsu CN支援サービスを提供するという。
idemitsu C支援サービスでは、EV導入のための煩雑なプロセス、ゼロカーボンドライブを実現するためのEV用の再エネ電源確保、V2Hなどの付帯機器の選定・設置工事、EV運用時の充電による電力の基本料金上昇リスクといったさまざまな課題を解決するとともに、移動手段に加えて「動く蓄電池」としての価値を持つEVをEMS・車両予約システムと組み合わせることで、エネルギー利用の効率化・最適化や電力料金の削減、停電時の給電(災害レジリエンス強化)を実現するとしている。
サービス構成要素
EV(電気自動車)
・出光興産のメンテナンス付きカーリースサービス「オートフラット」でEVの提供が可能
自家消費型太陽光発電システム・充放電設備(V2H)
・設備のリース(太陽光発電は規模に応じてPPAも可能)により初期費用0円で導入可能。
エネルギーマネジメントシステム(EMS)・車両予約システム
・平常時にはEVの充放電を最適に制御し、エネルギーコストや環境負荷を低減
オプションとして、定置型蓄電池や普通充電設備も選択、組み合わせ可能
上記商品やサービス内容はカスタマイズ可能
サービスの特徴
導入相談・システム設計・施工、導入後の運用までをワンストップで支援
・シミュレーションによる導入効果の試算
・自治体や企業のニーズに応じてカスタマイズした機器構成・サービスの提案
CO2排出量の削減
・公用車や営業車のEV化によるCO2排出量の削減
・自家消費型太陽光発電システムの導入、再エネ100%電力の購入による使用電力の再エネ化
コスト削減(経済的なメリット)
・公用車や営業車のEV化による燃料代の削減
・自家消費型太陽光発電システムの導入による系統電力の購入量の減少
・充電タイミングの分散化による電力基本料金の上昇抑制
・V2Hを利用したEVからの放電によるピークカットによる基本料金の削減
・電力利用の最適化(デマンドレスポンス・裁定取引など)による、電力コスト低減による電力従量料金の削減
・公用車や営業車の利用状況の見える化による車両台数の最適化
管理業務の負担軽減
・車両予約システムのご提供
・発電量や使用電力量の実績、充放電の状態、CO2削減量などの見える化システムの提供
非常時(停電時)の給電(BCP対応)
・EV/蓄電池からの電力供給