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出光興産、日本ユニシス、スマートドライブ、車両管理システムと連携したエネルギーマネジメントシステムの実証実験を開始

エネルギーコストや環境負荷の低減と災害時のレジリエンス向上を目指す

2021年1月18日 発表

3社の協業イメージ

 出光興産、日本ユニシス、スマートドライブの3社は1月18日、宮崎県国富町の国富町役場の敷地内にて、太陽光発電システム、EV(電気自動車)蓄電池、車両管理システムを活用し、これらのリソースを最適制御することにより、エネルギーコストや環境負荷の低減と災害時のレジリエンスの向上に資するシステムの構築を目的とした実証実験を2021年4月から開始すると発表した。

 今回の実証実験では「人と環境にやさしいまちづくり」として、自然エネルギーの普及に取り組んでいる国富町役場の敷地内に太陽光発電システム、公用車EV3台、EV予約管理・車両情報取得を行なう車両管理システム、複数の蓄電池・EV充放電器/EV充電器、そして、これらのリソースを遠隔から複合的に制御するエネルギーマネジメントシステムを導入し、エネルギー利用の最適化を図るもの。蓄電池とEVの最適な充放電計画を作成し運用することで、国富町役場の電力コストの低減やCO2排出量の削減を目指す。また、災害などによる停電時における蓄電池とEVからの電力供給の最適運用の検証および事業モデルの検討も実施される。

 なお、今回使用する太陽光発電システム、蓄電池、EV充放電器などは出光興産の子会社であるソーラーフロンティアの取扱製品で、エネルギーマネジメントシステムは、出光興産と日本ユニシスが2021年3月から開始するエネルギーとモビリティの価値最大化に貢献するエネルギーマネジメント技術の開発を目指す実証実験のシステムが活用されるという。

 さらに、スマートドライブの「SmartDrive Fleet」および「Mobility Data Platform」を通じて公用車の車両データを収集・分析・活用することで、EV稼働状態予測の精度を高め、最適な充放電計画の作成に取り組むとしている。