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MotoGP日本グランプリ、HRCテストライダー長島哲太選手がワイルドカード参戦

2022年9月2日 発表

長島哲太選手は、神奈川県出身の30歳。2008年に15歳で全日本選手権にデビューし1年目で国内シリーズチャンピオンを獲得すると、その後も全日本選手権で活躍。2013年にはFIMロードレース世界選手権Moto2クラス(以下、Moto2)にワイルドカード参戦し20位を獲得。翌2014年にはMoto2にフル参戦したもののイギリスGPのフリー走行中の怪我により以降のレースには欠場。2015年には活躍の舞台を、「FIM CEV レプソル Moto2 欧州選手権」に移したが、2017年からは再びMoto2にフル参戦を果たし、2020年のカタールGPではMoto2初優勝を飾った

 HRC(ホンダ・レーシング)は9月2日、モビリティリゾートもてぎ(栃木県)で開催される「2022 FIM MotoGP世界選手権シリーズ 第16戦 MOTUL日本グランプリ」(9月25日決勝)のMotoGPクラスに、HRCのテストライダーを務める長島哲太選手が「Team HRC」よりワイルドカード参戦すると発表した。

 長島選手は、2021年からHRCのテストライダーを務めており、2022年の鈴鹿8耐「2022 FIM世界耐久選手権“コカ·コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会」の優勝ライダーの1人。鈴鹿8耐では、高橋巧選手とイケル・レクオーナ選手ととも参戦し、計時予選となったトップ10トライアルで、鈴鹿8耐のコースレコードを更新する2分4秒934でポールポジションを獲得。決勝レースでは、2分6秒934のファステストラップを記録するとともに、ホンダを2014年以来8年ぶり通算28回目の優勝に導いた。

 長島選手は「子供のころからの夢であった最高峰のMotoGPクラスへ参戦することになりました。ワイルドカードで1戦だけですが、自分の実力を発揮して、チャンスをくれたHRCには結果で応えたいです。鈴鹿8耐ではテストからレースウィークを通して、思い通りの展開となり優勝することができたので、このよい流れを日本GPに繋げていきます。今年、HRCのテストライダーとして開発テストをする中で、ライダーとしてのスキルも向上したと感じているので、今の長島哲太の走りを皆さんに見ていただきたいです。精一杯頑張りますので、サーキットに来れる人もTV観戦の人も、ぜひ応援お願いします」とコメントしている。

鈴鹿8耐で優勝した長島哲太選手の走り