SUPER GT第6戦SUGO予選、GT500はコースレコードで19号車WedsSport ADVAN GR Supra（国本雄資/阪口晴南）がポールポジション

GT500のポールポジションをコースレコードで獲得した19号車WedsSport ADVAN GR Supra（国本雄資/阪口晴南）

　SUPER GT第6戦SUGOがスポーツランドSUGO（宮城県村田町）で、9月17日～18日の2日間にわたって開催されている。17日には公式予選が行なわれ、GT500は19号車WedsSport ADVAN GR Supra（国本雄資/阪口晴南、YH）がコースレコードとなる1分9秒627でポールポジションを獲得。GT300は96号車K-tunes RC F GT3（新田守男/高木真一、DL）が1分17秒373でポールポジションを獲得した。

　決勝レースは9月18日14時00分より、84周、300kmの距離で争われる。

GT500クラス：コースレコード連発のハイレベルな争い

　9月中旬としてはやや高く感じられる気温30℃前後の曇り空の下、ドライコンディションで始まった公式予選。GT500は、エントリーする全15台が10分間のQ1で競った後、上位8台がQ2に進んで再度10分間争うノックアウト方式で行なわれる。

　Q1をトップタイムで通過したのは16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT（笹原右京/大湯都史樹、DL）で、コースレコードとなる1分9秒660を記録。2番手にはわずか100分の5秒差で64号車Modulo NSX-GT（伊沢拓也/大津弘樹、DL）が続いた。両者とも練習走行時からの好タイムでQ2にも期待がかかる。

19号車WedsSport ADVAN GR Supra（国本雄資/阪口晴南、YH）

16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT（笹原右京/大湯都史樹、DL）

64号車Modulo NSX-GT（伊沢拓也/大津弘樹、DL）

　決勝の上位グリッドを確定するQ2でトップに立ったのは19号車WedsSport ADVAN GR Supra（国本雄資/阪口晴南、YH）。1分9秒627でQ1のコースレコードをさらに塗り替えながらポールポジションを獲得した。しかもベストタイムを記録したラップ後半はペースを落としていた64号車に引っかかる形のため、クリアラップであればさらなるタイム短縮が狙える状況だった。

　2番手は0.378秒差で38号車ZENT CERUMO GR Supra（立川祐路/石浦宏明、BS）、3番手には23号車MOTUL AUTECH Z（松田次生/ロニー・クインタレッリ、MI）が入った。

予選2位を獲得した38号車ZENT CERUMO GR Supra（立川祐路/石浦宏明、BS）

3位は23号車MOTUL AUTECH Z（松田次生/ロニー・クインタレッリ、MI）

GT300クラス：予選後の車検で不合格車が出て順位が変動

予選ポールポジションは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人/山内英輝、DL）

　GT300のQ1は、エントリー全27台中の14台が走行するA組と、残りの13台が走行するB組に分けられ、10分ずつのタイムアタックで各組上位8台を選出する。Q2はA組B組上位の16台で行なわれ、ポールポジションが争われた。

　Q1 A組は、唯一1分17秒台に乗せた9号車PACIFIC hololive NAC Ferrari（木村武史/ケイ・コッツォリーノ、YH）がトップ通過。B組は55号車ARTA NSX GT3（武藤英紀/木村偉織、BS）が、ここまでで全体のトップタイム1分17秒611をマークする。

9号車PACIFIC hololive NAC Ferrari（木村武史/ケイ・コッツォリーノ、YH）

55号車ARTA NSX GT3（武藤英紀/木村偉織、BS）

　16台が進んだQ2でトップタイムをマークしたのが96号車K-tunes RC F GT3（新田守男/高木真一、DL）。1分17秒373を叩き出しポールポジションを獲得した。続いて61号車SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人/山内英輝、DL）が89kgのサクセスウェイトをものともせず2位。3位の60号車Syntium LMcorsa GR Supra GT（吉本大樹/河野駿佑、DL）まで、トップ3全員がダンロップタイヤ装着車となった。

　ところが予選後の車検で、ポールポジションのタイムを出していた96号車 K-tunes RC F GT3が「サクセスウェイト重量違反」で、また5号車 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号が「燃料搭載量違反」で不合格となり予選タイムを抹消。繰り上がりで、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人/山内英輝、DL）がポールポジションに。2位は60号車Syntium LMcorsa GR Supra GT（吉本大樹/河野駿佑、DL）、3位は87号車 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3（松浦孝亮/坂口夏月、YH）となった。

繰り上がり2位となった60号車Syntium LMcorsa GR Supra GT（吉本大樹/河野駿佑、DL）

予選後の車検で不合格となり予選タイムが抹消された96号車 K-tunes RC F GT3（新田守男/高木真一、DL）

【訂正のお知らせ】予選後の車検にてGT300クラスのポールポジションを獲得した96号車 K-tunes RC F GT3および、5号車 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号が車検不合格となり予選タイムが抹消されましたので、GT300クラスの予選結果の内容を修正しました。