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ダイハツ、「タント」の使い勝手はそのままにアクティブな新モデル「タント ファンクロス」追加などタントシリーズ改良

2022年10月3日 発売

138万6000円~199万1000円

フロントデザインを大幅変更した「タント カスタム」や「タント ファンクロス」を追加

タント ファンクロス ターボ

 ダイハツ工業は10月3日、「タント」「タント カスタム」を改良するとともに、楽しさとアクティブさを表現した新モデル「タント ファンクロス」を追加して発売した。価格は138万6000円~199万1000円。

 タントは2003年の発売以来、圧倒的な室内空間の広さと使い勝手のよさにより、スーパーハイト系という新市場を開拓。軽自動車初となるピラーインドア「ミラクルオープンドア」や、両側パワースライドドアを採用し、好評を得ているというモデル。

タント X

 2019年7月に発売した現行の4代目は、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」による第1弾モデルとなり、「新時代のライフパートナー」として、すべての世代のユーザーニーズに応える良品廉価な商品として、大幅に機能と性能を進化させた。

 今回の改良では利便性をさらに高めつつ、タント カスタムはより上質で迫力のあるスタイルに進化。広々とした空間とミラクルオープンドアによる利便性と開放感はそのままに、荷室のデッキボードや進化した9インチスマホ連携ディスプレイオーディオを採用し、使い勝手のよさを向上させた。

 また、タントならではの使い勝手のよさを受け継ぎながら、アクティブ感とタフさを表現したスタイルや専用装備を採用したタント ファンクロスを追加。汚れた荷物や濡れた道具を置いても手入れのしやすい撥水シートや防水加工シートバックを採用したほか、夜間の荷物の積み下ろしに役立つラゲッジルームランプやUSBソケットなど、専用装備を装着している。

 同時に、国内福祉車両において2021年暦年の車名別新車販売台数No.1を記録した「タント(フレンドシップシリーズ)」も一部改良を行なっている。価格は144万5000円〜215万円。

タント

グレードエンジン変速機駆動方式価格
L直列3気筒DOHC 0.66リッターCVT2WD(FF)1,386,000円
4WD1,512,500円
X2WD(FF)1,540,000円
4WD1,661,000円
Xターボ直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ2WD(FF)1,650,000円
4WD1,771,000円
カスタム X直列3気筒DOHC 0.66リッター2WD(FF)1,782,000円
4WD1,903,000円
カスタム RS直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ2WD(FF)1,870,000円
4WD1,991,000円

タント ファンクロス

グレードエンジン変速機駆動方式価格
ファンクロス直列3気筒DOHC 0.66リッターCVT2WD(FF)1,721,500円
4WD1,842,500円
ファンクロス ターボ直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ2WD(FF)1,809,500円
4WD1,930,500円

フレンドシップシリーズ タント スローパー(消費税非課税)

グレードエンジン変速機駆動方式価格
L直列3気筒DOHC 0.66リッターCVT2WD(FF)1,565,000円
L ターンシート仕様1,665,000円
X1,740,000円
X ターンシート仕様1,840,000円
カスタム RS直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ2,000,000円

フレンドシップシリーズ タント ウェルカムシートリフト(消費税非課税)

グレードエンジン変速機駆動方式価格
L直列3気筒DOHC 0.66リッターCVT2WD(FF)1,600,000円
X1,760,000円
4WD1,870,000円
カスタム RS直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ2WD(FF)2,040,000円
4WD2,150,000円

フレンドシップシリーズ タント ウェルカムターンシート(消費税非課税)

グレードエンジン変速機駆動方式価格
L直列3気筒DOHC 0.66リッターCVT2WD(FF)1,445,000円
X1,605,000円
4WD1,715,000円
カスタム RS直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ2WD(FF)1,885,000円
4WD1,995,000円

タントの主な特徴

タント カスタム RS

 タント カスタムは、エンジンフード、フロントフェンダー、ヘッドライト、フロントバンパーなどのフロントまわりを中心に、立体感と車両のワイド感を強調したエクステリアデザインに変更。内装は、ブラック基調の室内に深みのあるブルーを配色し、レザー面積を増やしたシート表皮やメッキ加飾により、シャープで緻密な印象を演出した。

 ラゲッジでは、脚を立てた場合は床下とボード上の2段に荷室を分けることができる上下2段調整式デッキボードを新採用。日常の買い物からアウトドアまで幅広いシーンでの荷室アレンジを可能とした。さらに、デッキボードを上段にした状態で後席を前に倒すことにより、フラットで広い荷室空間を実現。ラゲッジ側からも後席のシートスライドが可能なレバーを新設し、荷室の使い勝手を向上させている。

 また、音声認識とApple CarPlayのワイヤレス接続に対応した9インチスマホ連携ディスプレイオーディオを採用。エアコンやマルチメディアなどの操作を音声認識機能で可能として、利便性を向上させた。加えて、HDMIソケットを追加設定して、再生できる映像の種類を拡大させた。

上下2段調節式デッキボード
ラゲージ側スライドレバー
9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ

 ボディカラーには、各モデルの個性を表現した新色を追加。タントには「サンドベージュメタリック」に加え、2トーンカラーの「ホワイト×アイスグリーン」「ホワイト×サンドベージュメタリック」を新設定し、ライトカラーで親しみのあるイメージを強化。タント カスタムには「クールバイオレットクリスタルシャイン」「クロムグレーメタリック」を新設定し、上質な印象を強化した。

タント(標準) カラーバリエーション
タントカスタム カラーバリエーション
タント ファンクロス カラーバリエーション

タント ファンクロスの主な特徴

タント ファンクロス

 アウトドアシーンに調和するアクティブ感とタフさを表現したスタイルとして、力強いヘッドライトや、タフさを表現したフロントグリル、バンパー、シルバー加飾に加え、サイドガーニッシュや、レジャーシーンで活躍するルーフレールを装備した、アクティブ感あふれるエクステリアデザインに仕上げられた。内装は、差し色のオレンジやシートのカモフラージュ柄でタフさを表現している。

タント ファンクロス

 専用装備として、キャンプや釣りなどで汚れた荷物や濡れた道具をそのまま置いても手入れのしやすい撥水加工のフルファブリックシート表皮、防水加工シートバック(後席)を採用。さらに、夜間に荷物を積み下ろしする際に役立つラゲッジルームランプ(デッキサイド右側・天井)と、利便性の高いUSBソケット(後席右側1口)を標準装備している。

防水加工シートバック(後席)
ラゲージルームランプ(デッキサイド右側・天井)
USBソケット(後席右側1口)

タント(フレンドシップシリーズ)の変更点

タントX スローパー

 ユーザーからの要望に応え、スローパーのXグレード以上にフロントベンチシートを採用し、フロントセンターアームレスト(ボックス付)を標準装備したことで、使い勝手のよさを向上。

 ウェルカムシートリフトでは、フロント/リア2モード昇降機能において従来の昇降位置切り替えスイッチをなくし、ドアの間口に合わせて前後昇降位置が自動で切り替わるようにしたことで利便性を向上させた。

 また、ウェルカムシートリフトの助手席にラクスマグリップをオプション設定することで、選択の幅を拡大させている。

カスタムRS ウェルカムターンシート
カスタムRS ウェルカムシートリフト
ラクスマグリップ(助手席)