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ホンダ「TYPE R」シリーズが発売30周年 歴代モデルの展示イベントやオーナーズパレードなど開催

2022年10月13日 発表

1992年 初代NSX-R(NA1。各モデルの年号は日本での発売年を記載)

 本田技研工業は10月13日、「TYPE R」シリーズの初代である「NSX-R」の発売から11月27日に30周年を迎えることを記念し、歴代TYPE R展示イベントやオーナーズパレード、新型「シビック TYPE R」でのスーパー耐久シリーズ参戦といったさまざまな記念企画を展開すると発表した。

 この30年間の間に12モデルのTYPE Rが発売されており、ホンダからは「この歴代TYPE Rに注がれたたくさんの愛情に感謝を申し上げるとともに、これからのHondaスポーツモデルにご期待いただくために、TYPE R発売30周年を迎えるその日に向けて、今後さまざまな記念イベントを展開していきます。TYPE R発売30周年記念企画についてはTwitter Honda公式アカウントにて#TYPER30をつけた投稿で随時お知らせしてまいります」とアナウンスされている。

TYPE R発売30周年記念ロゴ
1995年 初代インテグラ TYPE R(DC2・DB8)
1997年 初代シビック TYPE R(EK9)
1998年 アコード TYPE R(欧州専売モデル)
2001年 2代目インテグラ TYPE R(DC5)
2001年 2代目シビック TYPE R(EP3)
2002年 2代目 NSX-R(NA2)
2007年 3代目シビック TYPE R(FD2)
2009年 シビック TYPE R EURO(FN2。欧州向け3代目シビック TYPE R。現地では2007年に発売)
2015年 4代目シビック TYPE R(FK2)
2017年 5代目シビック TYPE R(FK8)
2022年 6代目シビック TYPE R(FL5)

 主なTYPE R発売30周年記念企画は以下のとおり。

TYPE R発売30周年 記念展示「挑戦の血統」

 第1期、第2期に分けて行なわれる記念展示「挑戦の血統」。

 第1期はHondaウエルカムプラザ青山(東京都港区)を会場とし、初代TYPE Rとなった「NSX-R」をはじめとする5台のTYPE Rを展示。加えて、TYPE Rシリーズの歴史をまとめた年表や30周年スペシャルムービー、デジタルウォールでのデザインスケッチの紹介を通じ、TYPE Rシリーズが紡ぎ続けている「挑戦の血統」を表現する。日程は10月21日~11月2日。

 第2期の会場はホンダコレクションホール(栃木県茂木町 モビリティリゾートもてぎ内)で、1階エントランスホールではTYPE Rシリーズの「挑戦の血統」の源流である1965年のF1マシン「RA272」と5モデルのTYPE Rを展示。日の丸カラーのRA272と、それをカラーモチーフとするTYPE Rシリーズ専用のボディカラー「チャンピオンシップホワイト」と真紅のHondaエンブレムを施されたTYPE Rたちが、受け継がれる「挑戦の血統」を体現する。また、2階北棟では英国生産で日本でも販売された4世代のTYPE Rを展示。海外専売モデルについてのパネル説明とあわせて、グローバルに展開された機種について紹介していく。

TYPE R Happy 30th Birthday オーナーズパレードin Honda Racing THANKS DAY 2022(仮称)

ファン感謝イベント「Honda Racing THANKS DAY 2022」

 11月27日にモビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)で行なわれるファン感謝イベント「Honda Racing THANKS DAY 2022」のコンテンツの1つとして、TYPE Rオーナーが愛車で参加できるオーナーズパレードを実施。このパレードには、Oracle Red Bull Racing(オラクル・レッドブル・レーシング)とScuderia AlphaTauri(スクーデリア・アルファタウリ)所属のF1ドライバーも参加するという。

 参加方法についてはイベントの詳細が決まり次第、Honda Racing THANKS DAY 2022の公式サイトで案内するとのこと。

新型「シビック TYPE R」スーパー耐久シリーズデビュー

Honda R&D Challengeチーム(写真は6月3日~5日に行なわれたスーパー耐久 富士24時間のもの)

 11月26日~27日に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で行なわれる「ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook」第7戦より、9月に発売されたばかりの新型「シビック TYPE R」での参戦を開始。

 従業員有志が活動する自己啓発チーム「Honda R&D Challenge(ホンダ アールアンドディー チャレンジ)」からの参戦となり、TYPE Rシリーズが発売30周年を迎える記念すべき日に新たな挑戦に踏み出すことになる。