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パナソニック、⽶カンザス州に⾞載電池新工場を建設決定 ⾞載⽤円筒形リチウムイオン電池「2170」生産体制増強へ

2022年10月31日 発表

 パナソニック エナジーは10月31日、米国カンザス州に⾞載⽤円筒形リチウムイオン電池の新工場建設を正式に決定したと発表した。新工場の初期の生産能⼒は30GWh程度を予定し、2022年11月より工場建設を開始して、2024年度中の生産開始を目指す。

 新工場は、ネバダ州に続く同社の米国における⾞載電池の第2工場となる予定で、同社は⾞載⽤円筒形リチウムイオン電池「2170」の生産体制を増強、量産時期は2024年度中を目指す。

 同社は、世界的にEV(電気⾃動⾞)シフトが加速するなか、⾞載電池への需要に対応するため、北米での⾞載電池の供給体制の強化に向けて検討を進めてきた。今回、その一環として、カンザス州デソトに新しい製造工場を建設し、足下で顧客から需要が高い既存の⾞載⽤円筒形リチウムイオン電池「2170」の生産体制を増強。同社では、今後についても継続して北米における⾞載⽤円筒形リチウムイオン電池のラインナップ強化と生産能⼒の拡⼤を目指すとしている。

円筒形車載電池 左から1865、2170、4680