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フェラーリ、「プロサングエ」日本初披露 725CV&716NmのV12エンジンを搭載する4ドア×4シーターモデル

2022年11月8日 初披露

フェラーリが4ドア×4シーターのプロサングエを日本初披露した

 フェラーリ・ジャパンは11月8日、京都の世界遺産に登録されている仁和寺で初となる4ドア4シーターの新型スポーツカーモデル「Purosangue(プロサングエ)」を日本初披露した。

 2022年9月にイタリアで世界初公開されたプロサングエは、パフォーマンス、ドライビングプレジャー、快適性がバランスよく凝縮され、名称はイタリア語で「サラブレッド」の意味。

プロサングエはイタリア語で「サラブレッド」の意味

 プロサングエは、ミッドフロントにエンジン、リアにギアボックスを搭載するスポーティなトランスアクスルレイアウトを採用しつつ、PTU(パワー・トランスファ・ユニット)をエンジン前方に組み合わせた四輪駆動モデル。典型的な現代のGTモデル(クロスオーバーやSUV)とはまったく異なるレイアウトで革新的なプロポーションを獲得しつつ、フェラーリのエンジニアがミッドフロントシップスポーツカーにとって最適だと認める前後重量配分49:51を実現した。

前後重量配分49:51を実現

 ミッドフロントに搭載するV型12気筒6.5リッター自然吸気エンジンは、最高出力725CV/7750rpm、最大トルク716Nm/6250rpmを発生。最大トルクの80%を低回転域(2100rpm)から発揮するなど、いかなる状況でもユニークなドライビングプレジャーを楽しめるという。また、性能値は0-100km/h加速が3.3秒、0-200km加速が10.6秒を誇る。

搭載するV型12気筒6.5リッター自然吸気エンジンは、最高出力725CV/7750rpm、最大トルク716Nm/6250rpmを発生する

 エアロダイナミクスは、ボディワーク、アンダーボディ、リアディフューザーの効率性を可能な限り高めることを重点に開発。フロントバンパーとホイールアーチトリムの相乗効果によって、フロントタイヤを空力的に密閉する空気のカーテンを作り出し、横に広がる乱気流を抑制している。

 足まわりは、独立四輪操舵や6ウェイ・シャシー・ダイナミック・センサー(6w-CDS)を活用するABS“evo”に加え、コーナーでボディのロールを制御したり、高周波のバンプを超える際にタイヤの接地面をコントロールする新機能「フェラーリ・アクティブ・サスペンション・システム」を初搭載するなど、最新のビークルダイナミクス制御システムを採用。

 新開発のシャシーは、カーボンファイバー製ルーフを標準仕様として軽量化と低重心化が図られているほか、ボディシェルを再設計して後部ドアを観音開きとすることで、乗り降りしやすく、かつ車体を可能な限りコンパクトに仕上げた。

 キャビンにはゆったりしたヒーター付き電動シートを4つ備え、大人4人が快適に乗れるスペースを確保。リサイクルポリエステルを使用した新しいアルカンターラの内張りを採用しているほか、トランクはフェラーリ史上最も広く、リアシートを倒せばラゲッジスペースがさらに拡大する。また、Burmesterのオーディオシステムを含め、快適性にフォーカスした装備も標準で幅広く備わり、オプションも数多く用意されている。

 プロサングエの日本初公開の会場となった仁和寺でのプレゼンテーションに登壇したフェラーリ・ジャパン代表取締役社長のフェデリコ・パストレッリ氏は、「妥協なく生まれた絶え間ない革新と卓越した美しさの追求、純粋で誠実であり続けたいという願い……これはハートについて語っています。つまりフェラーリのレーシングDNAにつながるものです。フェラーリのすべてはパフォーマンスを向上させるためにデザインされています。そしてそれと同等の努力がロードカーにも注がれているのです。すべてのフェラーリは何よりもまずスポーツカーなのです。そして、プロサングエはプロダクトレンジにおけるスポーツカーの位置づけであり、妥協のない快適性と多用途性を備えたゲームチェンジャーなのです」と述べている。

フェラーリ・ジャパン代表取締役社長 フェデリコ・パストレッリ氏

プロサングエ諸元表

パワートレイン

タイプ:V型12気筒(バンク角65°、ドライサンプ方式)
総排気量:6496cc
ボア×ストローク:94×78mm
最高出力:725CV/7750rpm
最大トルク:716Nm/6250rpm
最高許容回転数:8250rpm
圧縮比:13.6:1
比出力:111CV/L

サイズ&重量

ボディサイズ:4973×2028×1589mm(全長×全幅×全高)
ホイールベース:3018mm
フロントトレッド:1737mm
リアトレッド:1720mm
乾燥重量:2033kg
乾燥パワーウェイトレシオ:2.80kg/cv
重量配分:フロント49%/リア51%
燃料タンク容量:100L
トランク容量:473L

タイヤ&ホイール

フロント:255/35R22(9.0J)
リア:315/30R23(11.0J)
フロントブレーキ:398×38mm(直径×厚み)
リアブレーキ:380×34mm(直径×厚み)

トランスミッション&ギアボックス

トランスミッション:8速(F1DCT)

電子制御

SSC8.0:4RM-S evo、フェラーリ・アクティブ・サスペンション・テクノロジー、F1-Trac、グリップ推定2.0付きABS EVO、ECSパフォーマンス