ニュース

スバル、初の小型SUV「レックス」導入 1.2リッターエンジン搭載で価格は182万円から

2022年11月11日 発表

182万円~217万1100円

新型「レックス」

 スバルは11月11日、新型小型SUV「REX(レックス)」を発表した。価格は「G」が182万円、「Z」が217万1100円。

 レックスは、普段の街乗りからちょっとした遠出まで、シーンを選ばず安心してドライブを楽しめる、スバル初の小型SUV。ダイハツ工業からのOEMモデルとなる。最小回転半径5.0mの取りまわしのよさを実現しながら、人や荷物もしっかり載るパッケージングに、最新の「スマートアシスト」をはじめとした安全装備を充実させ、出足のスムーズな加速感と低燃費を両立させた1.2リッターエンジンを採用した。

 エクステリアデザインはコンパクトなボディでありながら、大きく張り出したフェンダーや大径タイヤなどによって、SUVらしいアクティブさと頼もしさを強調し、力強い存在感を表現。SUVならではの十分なロードクリアランスを確保することで、さまざまな路面状況に対応した。

 フロントデザインは厚みのあるロアボディとコンパクトなアッパーキャビンを組み合わせ、アクティブなデザインとした。さらに、大型グリルからサイドへ流れる強い立体感とエッジの効いたバンパーコーナー、シャープなヘッドライト、張り出したフェンダーと大径タイヤによって力強い存在感を表現。サイドデザインは張り出したフェンダーと大径タイヤによって力強くラギッドなデザインとし、SUVらしい軽快感を表現している。リアデザインはバンパーコーナーをエッジの効いた造形とし、サイドまで張り出したコンビランプをリアゲートガーニッシュでつなぐことで、ワイド感を表現した。

 ボディカラーは、アクティブなスタイリングにマッチするモノトーン色として「レーザーブルークリスタルシャイン」「マスタードイエロー・マイカメタリック」「シャイニングホワイト・パール」「ナチュラルベージュマイカメタリック」「ファイアークォーツレッド・メタリック」「スムースグレーマイカメタリック」「ブラック・マイカメタリック」に加え、Zグレードにはコントラストが目を引く2トーンカラー「シャイニングホワイト・パール/ブラック・マイカメタリック」「スムースグレーマイカメタリック/ブラック・マイカメタリック」も用意され、全9色とした。

 インテリアデザインは、アクティブな印象の空間設計とし、フロントシートを中心に赤い加飾をあしらうなどしてスポーティに仕立てている。

 室内は後席の頭上空間や座面形状の工夫によりコンパクトなボディでありながら広々とした空間を実現。荷室スペースは大容量空間を確保し、大型サブトランクや上下2段調節式カーゴボードの活用によりさまざまなシーンに合わせた使い方を可能とした。

 また、メーカーオプションとしてApple CarPlayとAndroid Autoに対応可能な9インチディスプレイオーディオを採用。前席に加え後席にもUSBソケットを配置し、Zグレードには電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能を標準装備として、快適性能を高めている。

 走行性能では、ハイテン材の活用による軽量化を図りながら剛性を向上させた軽量・高剛性ボディと、しなやかにストロークさせる新開発のサスペンションの組み合わせにより、優れた操縦安定性やマイルドな乗り心地を実現した。

 パワートレーンは、軽量かつコンパクトな1.2リッターエンジンを搭載。2次冷却システムにおける専用サーモスタット機構の搭載や、排出ガスを冷却し、再び空気と混ぜて燃焼室に戻すクール度EGRシステムなどの採用によって、優れた燃焼効率を実現した。また、低速時のトルクを高めたことによって、力強くスムーズな出足の加速を可能としたほか、シーンに合わせて走行モードの切り替えが可能なDRIVEスイッチを採用。力強くスムーズな発進時の加速と低燃費を両立させ、日常使いでストレスのない快適な走りを可能とした。トランスミッションは、7速シーケンシャルシフトによってマニュアル感覚のシフトチェンジを可能とするCVTを搭載している。

 安全性能では、左右後方の死角に車両が接近した際に、ドアミラー鏡面のLEDインジケーターが点灯し、ドライバーに注意を促すことで後方確認をサポートする「ブラインドスポットモニター」や、後方を車両が横切った際に、ドアミラー鏡面のLEDインジケーター点灯や警報音で注意喚起を行なう「リアクロストラフィックアラート」を採用した最新の「スマートアシスト」を装備することで、高い予防安全性能を実現。

 2019年度JNCAP衝突安全性能評価でファイブスターを受賞したボディを採用し、衝突安全性能を向上。フロントサイドメンバーの高効率エネルギー吸収構造に加え、骨格構造の合理化を進めたことで、軽量でありながら強固なボディを実現。フロントフード、フロントフェンダー、フロントガラス下部などの各所に衝撃緩和装置や衝撃吸収スペースを設けることで、万が一の対人事故の際に歩行者へ与える衝撃を緩和する。さらに、前方からの強い衝撃時に、乗員の頭部や胸部への重大な傷害を軽減するデュアルSRSエアバッグに加えて、車両側方からの衝突の際の衝撃を緩和するSRSサイドエアバッグとSRSカーテンエアバッグを標準装備し、6つのエアバッグで全ての席の乗員を保護する。

 0次安全性能として、前方視界は高いアイポイントに加えウィンドウを大きくすることで死角を削減。安心して運転することはもちろん、疲労軽減にも貢献している。広報視界は、大きなリアガラスとリアクォーターガラスを採用し、駐車時や車線変更時、後退時の安心感を高めた。そのほかにも、デジタルスポードメーターと7インチTFTマルチインフォメーションディスプレイを組み合わせ、ドライバーの好みに合わせて4つのデザインが選択可能なメーターを搭載し、視認性を高めた。

【お詫びと訂正】記事初出時、駆動方式の表記に誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。