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トヨタ、新型「GRカローラ」抽選申し込み開始 ベースモデル525万円、モリゾウエディション715万円
2022年12月2日 13:30
- 2022年12月2日 抽選申し込み開始
- RZ:525万円
- モリゾウ エディション:715万円
TOYOTA GAZOO Racing(TGR:トヨタ自動車)は12月2日、「GRカローラ RZ」と「GRカローラ RZ“モリゾウエディション”」の抽選申し込み受付を開始した。価格はRZが525万円、モリゾウエディションが715万円。RZは12月19日8時59分まで公式サイトで、モリゾウエディションは12月18日までGR Garageの店頭で受け付け、いずれも2023年春より順次納車される予定。GRカローラの正式発売は2023年年初を予定する。
GRカローラは発表当初「一般販売」と案内されていたが、新型コロナウイルス感染拡大や半導体不足の影響により、まずは500台の抽選販売(RZ)となり、今後は生産状況を見ながら追加販売を検討する。また、2シーターモデルのモリゾウエディションについては70台の抽選販売となる。
トヨタの「カローラ」シリーズは、WRC初優勝を飾った「カローラ(TE25)」や、その後1000湖ラリーを制した「カローラ・レビン(AE86)」など、その“走り”が多くのユーザーに愛されたモデル。そしてGRカローラは、「多くのお客さまに愛していただけるクルマだからこそ、絶対にコモディティと言われる存在にしたくない。お客さまを虜にするカローラを取り戻したい」とのモリゾウこと豊田章男社長の強い想いから開発を開始。
レースで勝つために鍛えたクルマを市販化するという「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を実践し、水素エンジンカローラによるスーパー耐久シリーズ参戦を通じ、レースという極限の環境下で水素エンジンを鍛えるとともに、車両を総合的に鍛え直してきたという。
また、マスタードライバーであるモリゾウや、レーシングドライバーの石浦宏明選手、全日本ラリーチャンピオンの勝田範彦選手、社内の評価ドライバーなど、多様なドライバーによって、壊れるまで、あらゆる道で走り込むことで、徹底的に不具合を出して改善を重ねている。
軽量化など走りの性能を高めた「モリゾウエディション」を設定
GRカローラは、GRヤリスへ搭載している直列3気筒1.6リッターターボエンジンをさらに強化。高トルク/高出力に対応できるようピストンを強化したうえでセンターマフラーを追加し、排気効率を向上させることで最高出力224kW(304PS)/6500rpmを達成。最大トルクはRZとモリゾウエディションで異なり、RZは370Nm(37.7kgfm)/3000-5550rpm、モリゾウエディションは400Nm(40.8kgfm)/3250-4600rpmとなる。
また、同じくGRヤリスへ搭載したスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を、水素エンジンカローラの開発を通じてGRカローラ仕様に最適化し採用。さらに、カローラスポーツのボディを基本骨格とすることで、ロングホイールベースが生み出す高速域での操縦安定性を受け継ぎながら、ワイドトレッド化により高い旋回性能を実現している。
RZはカローラスポーツの5ドア&5人乗りの利便性をそのままにすることで、日常生活での使い勝手と走る楽しさを高次元で両立しているが、モリゾウエディションは、モリゾウこと豊田章男社長が自ら試作車のハンドルを握り、「お客さまを魅了する野性味」を追求して作り込んだモデル。
2シーター化をはじめとする徹底した軽量化、エンジンのトルクアップおよびトランスミッションのギヤ比最適化による動力性能向上、モノチューブアブソーバー、ハイパフォーマンスタイヤの採用によるコーナリング性能の向上により「気持ちが昂り、ずっと走らせていたくなる」走りの味を実現しているという。