マツダ、「MAZDA2」大幅改良 198通りから自分好みに仕上げられるBDグレードを新設定 価格は152万9000円から

マツダが「MAZDA2」の大幅改良を実施した

　マツダは1月27日、「MAZDA2（マツダ ツー）」を大幅に商品改良し、予約受付を開始した。発売は3月下旬の予定。エクステリアデザインの刷新や新ボディカラーの追加、グレード体系の見直しなどが行なわれ、価格は152万9000円～254万1000円。

　MAZDA2はデビュー当時から「見て触れて感じる質感」と「運転して感じる質感」の両方を向上させてきたコンパクト5ドアハッチバックモデル。エクステリアは余計な要素をそぎ落としシンプルにすることで新鮮さと存在感のあるデザインに、インテリアは上質さと遊び心を両立させた色合いと厳選した素材で、いつまでも乗っていたくなるような空間に仕上げている。

　また、クルマの骨格からシートやペダルレイアウトにいたるまで「人間中心」の開発思想のもと、走行性能・安全性能・環境性能を高次元で両立。視認性と操舵性に優れ、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術も備え、初めて運転する人でも扱いやすいのが特徴。

大幅改良が実施されたMAZDA2

　今回の商品改良では、「不確実性が高まる現代社会においても、自分らしさを大切に、行動範囲を拡げ、仲間とともにいきいきと日常生活をたのしんでいただきたい」という想いを込め、開発コンセプトを「好きを探せる相棒」と設定。

フロントバンパーやグリルのデザインが変更された

　バンパーやグリルなどのデザイン変更や、ルーフフィルムなどの多彩なカラーコーディネーションを設定しつつ、ユーザーが好みに合わせて選びやすいように、新機種の追加および各機種のキャラクターを明確化。新グレード「15 BD（イチゴー ビーディー）」、「XD BD（クロスディー ビーディー）」、スポーティさを強化した「15 SPORT（イチゴー スポルト）」「XD SPORT＋（クロスディー スポルトプラス）」、質感を高めた「15 Sunlit Citrus（イチゴー サンリットシトラス）」の3タイプに集約した。

　また、環境にも配慮した塗装技術や素材を採用したほか、新たなボディカラーとして「エアストリームブルーメタリック」と「エアログレーメタリック」を追加している。

新色エアストリームブルーメタリック

新色エアログレーメタリック

　また、本商品改良で採用している「ルーフフィルム」は、従来の2トーンカラー塗装に比べてCO2排出量とエネルギーの大幅削減に成功。また、インパネには植物由来原料の材料「バイオエンプラ」を採用し、従来の塗装では実現できない高い質感を実現すると同時に、石油資源の使用量削減やCO2排出量の抑制、無塗装によるVOC（揮発性有機化合物）の削減など、環境負荷の低減を実現したとしている。

2トーン仕様に採用するルーフフィルムは、ホワイト、ブラックを設定

新設定の「15 BD」「XD BD」

自分好みに仕上げられる新グレード「15 BD」「XD BD」

　新たに設定した15 BD、XD BDは、「自分らしく、自由な発想で、遊び心を持って」をイメージした新機種で、2トーンのフルホイールキャップを新設し、ボディカラーと合わせたカラーバリエーションを展開。ボディカラーに合わせて、インパネにピュアホワイト、グロスブラック、グロスライトブルーの3色を設定した。

　また、ルーフフィルムをメーカーオプションで新たに設定し、ドアミラーのカラーと合わせて、ボディ同色以外にホワイト、ブラックの選択が可能。ボディカラー11色、インパネカラー3色、ルーフフィルムカラー3色、ホイールキャップカラー6色を用意し、全198通りのカラーコーディネーションから好みの1台を選択可能。

　さらに、用品を拡充するとともに、用品パッケージ「ROOKIE DRIVE（ルーキー ドライブ）」と「CLAP POP（クラップ ポップ）」を設定している。なお、BDは「BLANK DECK（ブランク デッキ）」の頭文字で、パーツやステッカー装飾をする前の、まっさらなボード本体のことを意味するスケートボード用語。

BDグレードのインテリア（グロスライトブルー）

BDグレードのインテリア（グロスライトブルー）

BDグレードのインテリア（ピュアホワイト）

BDグレードのインテリア（グロスブラック）

BDグレードのホイールキャップ（グロスライトブルー）

BDグレードのホイールキャップ（ソウルレッド）

BDグレードのホイールキャップ（プラチナクォーツ）

スポーティな「15 SPORT」「XD SPORT＋」

スポーティな専用メッシュグリルを採用する「15 SPORT」「XD SPORT＋」

　15 SPORTとXD SPORT＋は、これまで人気のあった「Black Tone Edition（ブラックトーンエディション）」のスポーティさをさらに強化。引き続きMT車を設定するとともに、16インチ専用アルミホイール（ブラックメタリック塗装/切削加工）、専用メッシュグリル（グロスブラック）、ブラック基調のシート（赤ライン）といった専用装備が追加された。

15 SPORTのインテリア

シート表皮デザイン

XD SPORT＋のインテリア

シート表皮デザイン

16インチ専用アルミホイール（ブラックメタリック塗装/切削加工）

質感を高めた「15 Sunlit Citrus」

質感が高められた15 Sunlit Citrus

　15 Sunlit Citrusは、パワーシートやステアリングヒーターなどを標準装備とすることで、質感を向上したモデルで、本革巻きのステアリング、シフトノブ、パーキングブレーキレバーのほか、パワーシート、ステアリングヒーター、さらに、SBS（スマート・ブレーキ・サポート）、MRCC（マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール）、LAS（レーンキープ・アシスト・システム）を標準装備とした。