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写真で見る マツダ「MAZDA2」特別仕様車「Sunlit Citrus」

新しい特別仕様車となる「MAZDA2 SunlitCitrus」。ボディカラーは新規設定色のプラチナクォーツメタリック

はつらつとした印象の特別仕様車が加わるとともに商品改良も実施され、環境性能と利便性が向上

 2019年の商品改良に合わせて、モデル名が「デミオ」から変更された「MAZDA2」。2014年から現行モデルとなったデミオは、登場して間もないときから多くの特別仕様車を用意してきた。機能性というよりは素材やカラーでデミオの存在感を高めたものが多く、一部の特別仕様車ではコンパクトカーとは思えないインテリアの質感を与えることで人気となったモデルもあった。

 MAZDA2に移行してからも特別仕様車はラインアップされていて、2020年から「White Comfort」「SMART EDITION」「Black Tone Edition」の3つのモデルが現在でも販売されている。そこに今回新たに追加されることになった特別仕様車が「Sunlit Citrus」になる。

“いつもの運転が前向きな楽しい気持ちになるパーソナルカー”というコンセプトをもとに開発されているSunlit Citrusは、グレージュとホワイトにモデル名のシトラスのカラーを組み合わせた内装が特徴となっていて、ドアを開けるとその鮮やかなインテリアカラーが目に入ってくる。シートやダッシュボード、ドアトリムに使用されている素材はスエード調の人工皮革「グランリュクス」で、手触りがよく上質感をかもし出している。シトラスカラーは、エアコンの吹き出し口やシートなどに配されていて差し色としての効果を発揮する。

 そのほかには、インテリアカラーとコーディネートされた専用のキーシェルやフロアマットもSunlit Citrusの専用品。360°ビューモニターもこの特別仕様車では標準装備となっている。

 価格はガソリンエンジン搭載の15S Sunlit Citrus(2WD)が196万9000円、15S Sunlit Citrus(4WD)が218万9000円、ディーゼルエンジン搭載のXD Sunlit Citrus(2WD)が222万2000円、XD Sunlit Citrus(4WD)が244万2000円となっている。

 新たな特別仕様車の追加とともに商品改良も実施されている。もっとも大きな変更点となるのがSKYACTIV-G 1.5の高効率化で、独自技術の「Diagonal Vortex Combustion」(ダイアグナル・ボーテックス・コンバスチョン:斜め渦燃焼)を採用することで、圧縮比を12.0から14.0へ向上させて、燃焼効率をアップさせている。これによってWLTCモード燃費が最大で6.8%向上し、一部のモデルでは2030年度燃費基準における減税対象となった。スペックは最高出力が110PS/6000rpm、最大トルクは142Nm/3500rpmで、2WDのWLTCモード燃費は20.3km/Lとなっている。

 また、機能性としてはコンソールにスマートフォンを置くだけで充電できる「ワイヤレス充電(Qi)」と自動でApple CarPlayに接続する機能をオプションで設定。4WD車にはフロントガラスにたまった雪を取り除きやすくする「ワイパーデアイサー」を標準装備した。さらに「CX-8」に採用されているボディカラー「プラチナクォーツメタリック」も選択が可能となっている。

MAZDA2 SunlitCitrus
ボディサイズは4065×1695×1525(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2570mm
フロントとリアバンパーにはサテンクロームメッキのガーニッシュが装備される
タイヤサイズは185/65R15
シャークフィンアンテナが標準装備となる
インテリアカラーと合わせている専用のキーシェル
Sunlit Citrusの最大の特徴となるインテリアカラー。インパネはホワイトとシトラスの組み合わせで明るい印象を与えている
発色のよいシトラスを差し色として効果的に使用
シートにはスエード調人工皮革のグランリュクスが用いられる
アームレストやドアパネルも専用品となる。ドアパネルの一部にはシートと同じグランリュクスを採用している
メーターやステアリング類はベースとなっているグレードと同様となる
商品改良によってスマートフォンのワイヤレス充電が可能となった
Sunlit Citrusでは360°ビューモニターが標準装備となる
フロアマットも特別仕様車の専用品
自動防眩ルームミラーも標準装備品
ラゲッジスペースもベースグレードと同様で、リアシートは6:4の可倒式となる
ガソリンエンジンは商品改良によって高効率化を果たした。燃焼方法の変更によってシリンダー内の流速を高め、燃焼効率を上昇。圧縮比を12.0から14.0に引き上げている。これにより一部の車種で2030年燃費基準における減税対象となった