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マツダ、新型「CX-60」採用のドライバー異常時対応システムで「市村産業賞 功績賞」受賞

2023年3月23日 発表

DEAを搭載する「CX-60」

 マツダは3月23日、新型「CX-60」国内向けモデルに採用した先進安全技術「ドライバー異常時対応システム(DEA)」が、市村清新技術財団主催の第55回市村賞において「市村産業賞 功績賞」を受賞したと発表した。

「市村産業賞 功績賞」は、優れた国産技術を開発することで、産業分野の発展に貢献・功績のあった技術開発者を表彰対象としている。マツダの受賞テーマは「運転者の体調を見守り安全を支えるドライバー異常時対応システム」で、受賞者は、関係者代表として栃岡孝宏氏、中島康宏氏、岡野英紀氏の3名が受賞した。

 ドライバー異常時対応システムは、クルマが運転者の体調を見守り、安全を支える技術。マツダは、事故を誘発したドライバーの発作や疾患の症例を分析し、人体や脳のメカニズムを理解・モデル化することで、意識喪失などの体調変化を高精度に検知することを可能にした。これにより、一般道においても迅速なドライバー異常の自動検知から車両の減速停止、ならびにヘルプネット自動接続による緊急通報を行なうことで、早期のドライバー救命とともに、周囲の歩行者や車両への被害軽減を図るとしている。

 同システムは、先進安全技術「DEA」として、2022年に発売したクロスオーバーSUV「CX-60」国内向けモデルに採用。同システムに関する最新の国連協定規則に国内で初めて対応している。マツダでは、今後もこの安全技術の機能や搭載車種を拡充していく予定としている。