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BMW、新型「i7 M70 xDrive」など第76回カンヌ映画祭に提供 排ガスゼロ船舶「THE ICON」もワールドプレミア

2023年5月4日(現地時間) 発表

BMWは第76回カンヌ映画祭に新型バッテリEVモデル「i7 M70 xDrive」など電動パワートレーン搭載車を提供する

 独BMWは5月4日(現地時間)、2022年に引き続き2023年も「カンヌ国際映画祭」のオフィシャルパートナーとして、公の場では初走行となる新型「i7 M70 xDrive」やPHEV(プラグインハイブリッド)の新型「XM」など、200台以上の電動車両を供給すると発表した。また、「BMW Films」の最新作のお披露目や、新型ゼロエミッション船舶「THE ICON」もワールドプレミアする。

 BMWは20年以上前からハリウッドの著名な監督と有名な俳優を起用したショートムービーを制作していて、M5で映画のプレミア公開に向かう観客をドラマチックに描いた「Star」は代表作の1つ。最新作「The Escape」も現行モデルを主役にした構成を継承していて、5シリーズセダンが息を呑むような追跡シーンの中心に据えられ、テンポのいいドライビングシーン、壮大なアクション、豪華キャストが登場するという。

i7 M70 xDrive

 また、BMWの電動モビリティにおける長年の経験と、ボートメーカーTYDEのボート製造専門知識、そしてBMWグループ子会社のDesignworksの未来志向のデザインを融合させて開発した、水上で排出ガスを出さない革新的な新型船舶「THE ICON」も初公開し、ラグジュアリーの新たな先進性を体現するとしている。

ゼロエミッション船舶「THE ICON」のワールドプレミアも予告している

 カンヌ映画祭は5月16日~27日(現地時間)に開催され、BMWはカンヌ映画祭のメイン会場パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ(Palais des Festivals et des Congrès)で開催されるイベントのさまざまな移動におけるシャトルサービスを担当。すでに現行モデルはすべて電動パワートレーンになっているので、ほぼ排気ガスゼロで、国際的なゲストやフェスティバルの参加者、VIPにサステイナブルなラグジュアリー体験を提供できるという。

 提供車両は「i7 M70 xDrive」「iX M60 xDrive」「XM」、さらに水素を燃料とする燃料電池技術を搭載した「iX5 Hydrogen」で、「i7」に乗車した人はリアに設置された31.3インチのパノラマディスプレイ「BMWシアタースクリーン」で、BMWフィルムの新作を楽しめる。

iX M60
XM
iX5 Hydrogen
31.3インチのシアタースクリーン

 BMWのカスタマー&ブランド上級副社長であるJens Thiemer氏は「カンヌ映画祭との公式パートナーシップを継続できることをうれしく思います。カンヌ映画祭は、より若く、より時代性を重視し、よりデジタルなものになるよう取り組んでおり、このパートナーシップは、当社のラグジュアリーなBMW製品にとって理想的なプラットフォームとなっています。私たちは、伝説的なBMW Filmsシリーズの最新作をカンヌで初公開します。さらに、THE ICONとBMW i7 M70 xDriveの両方で、ラグジュアリー、イノベーション、サステナビリティの魅力的な融合を実現させます」と述べている。

 カンヌ国際映画祭のプレジデントであるIris Knobloch氏は「2022年、BMWはカンヌ映画祭にオフィシャル・オートモーティブ・パートナーとして参加し、映画祭の環境方針に沿った80台の優れた100%電気自動車モデルを提供してくれました。7つの芸術と歴史的な関係を持つBMWのサポートを頼めることを誇りに感じ、うれしく思います。"今回もゲストの皆さまのさまざまなストーリーに同行させていただきます」とコメントしている。

i7 M70 xDriveなどがカンヌ映画祭に訪れるゲストやVIPを送迎する