ニュース

BMW、Android OSも「デジタル・キー・プラス」に対応完了 スマホ所持でドア開閉やエンジン始動が可能に

2023年4月24日(現地時間) 発表

BMWがAndroid端末も「デジタル・キー・プラス」に対応させた

 独BMWは4月24日(現地時間)、Android OSを搭載したスマートフォンでも「Digital Key Plus(デジタル・キー・プラス)」が利用できるようになったと発表した。これによりSamsung(一部地域限定)やGoogleデバイスユーザーも、デジタル・キー・プラスを使用でき、ポケットから携帯電話を取り出すことなく、ドアのロック解除やロック、エンジン始動が可能となる。

 デジタル・キー・プラスは、2021年からアップルのデバイスで利用が開始され、これまで「iPhone」と「Apple Watch」にのみ対応していたが、Samsungの「Galaxy S23+/Ultra」やGoogleの「Google Pixel 7 Pro」といった現行モデルおよび、適切なハードウェアを入れた多くの旧モデルでも、デジタル・キー・プラスを利用できるという。

 また、現在Android OS搭載端末への対応は、2022年11月以降に生産されたデジタル・キー・プラス対応車のみだが、今後リモートでソフトウェアがアップグレードされれば、2022年11月以前に生産されたデジタル・キー・プラス対応車にも機能が拡張される。

デジタル・キー・プラスを搭載したスマホを持っていればポケットに入れたままでもドア開閉などが可能

 デジタル・キー・プラスを搭載したスマホは、ウルトラワイドバンド技術(UWB)で実現した拡張機能によって車両キーを完全に置き換えることができるが、これは高帯域幅の近距離用デジタル無線技術で、非常に正確な位置特定が可能なこととセキュリティレベルの高さが特徴。またUWBによって、無線信号が妨害されたり傍受されたりするリレー攻撃のリスクもほぼ排除されるという。

 BMWグループは、Googleなどの主要パートナーと協力して対応仕様を策定し、あらゆるスマート・モバイル・デバイスのための車両接続性を実現する世界的な推進機関「CCC(Car Connectivity Consortium)」を通じて、自動車業界の世界標準として確立させているほか、2022年12月にはAppleやGoogleなどのパートナーとの協力して、iPhoneやAndroidデバイス間で電子メールやSMSなどのメッセージング・サービスを介してデジタル・キーを安全かつクロスプラットフォームで共有可能にするなど、デジタル・キーのさらなる拡張実証を開始している。

対応デバイス

Samsung製(Android 13.1以降搭載モデル):Galaxy S23+、S23 Ultra、S22+、S22 Ultra、S21+、S21 Ultra、Z Fold4、Z Fold3、Note20 Ultra(※ただしサムスンウォレットがある市場のみ:バーレーン、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、イギリス、カタール)。
Googleデバイス(Android 13.1以降搭載モデル):Pixel 7 Pro、Pixel 6 Pro