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ピボット、NDロードスターのMT車専用オートブリッピング機能付きスロコン「3-drive・BLP-X」5月発売
2025年3月31日 14:38
- 2025年5月 発売
- 4万6200円
ピボットは、マツダ「ロードスター」(ND型)のMT車専用となるスロットルコントローラー「3-drive・BLP-X」を5月に発売する。価格は4万6200円。
今回発売されるのは、2015年5月以降のNDロードスター(型式:ND5RC)のMT車向けに、ギヤ比に応じた最適なブリッピングを自動制御するスロコン。新開発のオートブリッピング機能を搭載し、ギヤ比に応じて走行中のシフトポジションとエンジン回転から演算した最適なブリッピング回転を自動制御することで、変速ショックのないスムーズなシフトダウンを可能とした。
これにより、ヒール&トゥの操作を行なわなくてすむことから、ブレーキに集中できるとともに、アクセルも素早く操作できるようになるとのこと。加えて、クラッチなどクルマへの負担も軽減できるとしている。
ブリッピングは30km/h、40km/h、50km/hの設定速度以上で動作し、低速時や停止時には動作しないようになっている。ブリッピングモードはスイッチでON/OFFでき、再始動時はエンジン停止前のモードを記憶する仕様。クラッチを離すタイミングや道路状況などの好みに応じて、ブリッピングの強さは3段階の調整ができる。
また、アクセルの踏み込み量に応じたレスポンス(エンジン回転上昇量)を、クルマの特性、走行シーン、ドライバーの好みなどに応じてワンタッチで調整可能。スポーツ、レスポンス、ECO、ノーマルの4モードがあり、18段階で調整できる。
制御に必要な各信号はOBDから検出し、本体はカプラーオンで装着可能。アクセルペダルにも付属の専用ハーネスでカプラーオン装着できる。
レーシングドライバーの井口卓人氏は、「オートブリッピング機能のよさは、ブレーキング時にヒール&トゥがうまくできないとブレーキの圧力が抜けてしまいクルマの姿勢と制動力が変わってしまいます。なので、オートブリッピング機能を使えば、ブレーキに集中して正しい車両姿勢、短い制動距離で走れるのと、初心者の方でも安全にブレーキに集中し、正しい車両の姿勢を作れるのがいいところだと思います」と、インプレッションを述べている。