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フィアット、新型「ドブロ」発表会 「フィアットの世界をまるっと詰め込んだミニバン」と打越晋社長
2023年5月12日 07:00
- 2023年5月11日 開催
Stellantisジャパンは5月11日、フィアットの新型ミニバン「ドブロ」を発表。同日に東京都港区青山のシェアグリーン南青山で発表会を開催した。
新型ドブロは5人乗りと7人乗りをラインアップする、フィアット初のミニバン。ボディサイズはドブロ（5人乗り）が4405×1850×1850mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースが2785mm、ドブロ マキシ（7人乗り）が4770×1850×1870mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースが2975mm。
エクステリアデザインは、フィアットブランドらしい丸みを感じさせる造形ながら、ブラックで各部をコーディネートし、精悍で力強い個性を演出。インテリアはブラックでコーディネートしたシックな空間に、3座独立の2列目シートや豊富な収納といった実用性も持たせている。
パワートレーンには最高出力96kW（130PS）/3750rpm、最大トルク300Nm/1750rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.5リッターBlueHDiディーゼルターボエンジンを搭載し、トランスミッションには8速ATの「EAT8」を組み合わせ、WLTCモード燃費は18.1km/Lとした。
Stellantisジャパンのミニバンは、3ブランドそれぞれで異なるキャラクター
発表会では、Stellantisジャパン 代表取締役社長 打越晋氏が、「ラインアップの拡充」「電動化モデルの強化」「ネットワークの拡充」「購入の仕組み改善」のStellantisジャパンならではの4つの価値について触れ、今回の新型ドブロは「ラインアップの拡充」にあたると紹介。加えて、販売ネットワークの拡充においては2023年に入ってからすでに14店舗をオープンしたほか、購入の仕組み改善として、5月1日からサブスクリプション型リース「First Ride（ファースト・ライド）」の取り扱いブランドを拡大したことを紹介した。
続けて、フィアットのブランドピラミッドを紹介しつつ、「フィアットというのはファミリーフレンドリーなブランドとして謳っているにも関わらず、日本におけるファミリーのクルマ、つまり、ミニバンがありませんでした。しかし、本日それが解消されます。フィアットの世界をまるっと詰め込んだミニバンを日本の皆さまに提供することができます」と新型ドブロについて語った。
また、Stellantisジャパンとして取り扱っているミニバンには明確なキャラクターがあり、それにフィットするユーザーも異なると考えていると説明。プジョー「リフター」については「プジョーの魅力を感じながら、走ること、遊ぶことを楽しむためのクルマで、おしゃれで洗練されたシックなギア」、シトロエン「ベルランゴ」については「人を中心とした価値観を具現化し、家族や友人とアウトドアを楽しむ」という位置付けであると紹介。新型ドブロについては「フィアットブランドが持つとても親しみやすい、すべてを叶えてくれるような期待感が持てるキャラクターを具現化して、“自分時間”というキーワードでポップでトレンディな外観を持つ、趣味を楽しむ人へのクルマ」という位置付けであるとした。
これを踏まえ、「ブランドごとに明確な色があり、それぞれの星が違った色に光り輝くということが、ステランティスの強みだと自負しております。Stellantisジャパンとしましては、よりお客さまにマッチした選択肢を広げていく、提供したい、それこそが今回、新型ドブロを日本に導入することにした理由です」と話した。
なお、5月13日～30日の期間限定で、「FIAT CAFÉ」が「FIAT CAFÉ×Little Darling Coffee Roasters in AOYAMA 2023」として復活。場所は今回の発表会の会場にもなったシェアグリーン南青山（東京都港区南青山1丁目12-32）で、新型ドブロの展示に加え、バーガーやホットドッグ、スイーツ、コーヒーなど、フィアットオリジナルのカフェメニューが提供される。
